めぐへ

22歳のお誕生日おめでとう。

生誕祭のお手紙って読み始めは誰が書いているのかわからず、そのドキドキが醍醐味であり、感情を生むこともありますよね。でも、めぐはきっと私が誰なのかわかってると思います。

先日マネージャーさんから連絡が来ました。「11月14日に谷口めぐちゃんの生誕祭があって、あんにんからお手紙欲しいみたいなんだけど、どうでしょうか?」

10年以上AKBにいて、初めてです。初めて本人から名指しで生誕祭のお手紙を頼まれました。

ということで、皆さんこんばんは。入山杏奈です。

きっとね、めぐは今ごろ感激で大号泣していることでしょう。

めぐとは6年ほど前、同じチームで活動していましたが、正直特別仲は良くありませんでした。

でもチームの中で一番後輩だけれど必死に食らいつこうとしているめぐを心の中で勝手に応援していたんだ。

その後、チームが離れてからというもの、めぐの同期の15期生をはじめ個性豊かなメンバーの中でなんとか自分らしさを出そうともがき苦しむ姿を見て、私まで胸が締め付けられる思いになりました。

そうして気が付いたら私から声をかけるようになっていました。

最近ようやく2人っきりでご飯に行くようになったね。いつも美味しそうにたくさん食べるめぐが大好き。

私はめぐのつらかった時代、悔しかった気持ちを一緒に経験していたような気がするんだ。

今も色々と思うことはあるだろうし、仲良しのメンバーの卒業で寂しい思いをすることもあったと思うけど、でもあの頃、私の腕の中で泣いていた女の子は少しお姉さんになってたくましくなったね。自分の芯がある素敵な女性だなと思います。

22歳、きっとめぐにとって凄く大切な1年になると思います。色々と挑戦したいことがあるだろうし、その中で壁にぶつかることもきっとあると思う。

でも最近のめぐを見ていると、どんなこともきっと乗り越えられるような気がします。前向きなオーラが凄く出てる。

でもつらくなったらすぐに連絡してね。その時は2人でいっぱい美味しいものを食べよう。

いい意味でずっと変わらない純真でまっすぐなめぐ。これからもそのままでいてね。

またニコニコ楽しい話を聞かせてね。

大好きだよ。

改めて、お誕生日おめでとう。素敵な1年にしてください。

入山杏奈より

(2020年11月14日 AKB48劇場 「僕の夏が始まる 」公演)