ゆななへ

本当に卒業しちゃうんだね。

正直ゆななはもっと長くいてくれるものだと勝手に思い込んでた。だから卒業を聞いた時は本当に驚いたし、涙が止まらなかったよ。

ゆななは私にはないものをたくさん持ってて、儚さ、透明感、その中に光る芯の強さ、アイドルとして必要なものをすべて兼ね備えていて、ゆななは私にとって凄く特別な存在だったよ。

そんなゆななが私は凄く羨ましかったし、一緒に取材をさせてもらったり、表紙を任せてもらえたり、「ゆらら」って周りから呼んでもらえることが私は凄く嬉しかったです。

人前で話すのが苦手だったり、自分の気持ちを言葉にするのが苦手だったゆなながどんどん話せるようになって、ダンスがどんどん上手になって、努力している姿を見せたりはしなくても努力した成果をちゃんとステージに立って見せる。そういうゆななの強いプロ意識はかっこよくて、どんどん変わっていくゆななにいつも刺激を受けていたよ。

「意外にマンゴー」の初選抜、初センターに抜擢されて、そこからSKEは凄く変わったなって思います。

その変化にみんなが勢いづいて、外のお仕事が増えたり、ライブに出演することが増えたり。

でもそういう変化の先端を切ったのはゆななで、きっとプレッシャーだったり色々考えて思うことあったと思うけど、ゆななは「私は私」って、そんなプレッシャーを押しのけて全てやり切って、ちゃんと結果を残して、それって誰にでもできることじゃなくてゆななにしかできなかったと思う。だからゆななは本当に凄い! 他の人にはない、言葉にはできない凄さがある。

ゆなながここでSKEから退くことは凄く寂しいけど、でも優奈が「アイドルとしてやりたいことは全てやり切った」って言った時は凄く納得したよ。そうだよなって、目標をちゃんと叶えてるもんなって。それって本当に凄いことだと思います。それはゆななが自分でつかみとったものだしね。

これからは優奈には自分が思う進みたい道に進んでほしいなって思います。

そして、ここまでやり遂げた自分をたくさん褒めてあげてほしい。弱音を吐かずに与えられたものを全て100%で返してきたからね。ゆっくりするのもいいと思うし、自分のやりたいことをとことん追求するのもいいと思う。どんなゆななも楽々は応援するよ。ハンドメイドの作品もちゃんと買いに行くよ。

これからはお互い別々の道に進んでシンメで一緒に歌ったり、同室になってふざけて楽しんだり、一緒に夜更かしすることはできなくなるのはめちゃくちゃ寂しいけど、でも楽々にとっては全部大切な思い出だよ。

ゆななと出会えて本当によかった。4年間本当にお疲れ様。大好きだぞ!

楽々より

(2019年3月26日 SKE48劇場 チームKII「最終ベルが鳴る」公演)