まずは、たくさんいるアイドルの中で山田野絵のことを見つけて、応援してくださったファンの皆さん、本当にありがとうございます。

ありがとうございます。

私、全然考えてこなかったの。だって皆とバイバイするの寂しくてさー。最後の言葉考えたらほんとに終わっちゃうと思って、なんにも考えずに来ました。

私のために皆の大切な時間も、お金も、心も使ってくれて、本当にありがとうございます。

私、元々はAKBさん、そしてももクロさんが好きで、ずっと、王道アイドルというか、かなり可愛いアイドルが大好きだったんですが、いざ自分がなってみるとプロレスをやってみたりだとか、なんか親指になってみたり(笑) それオプションですが。なんか王道とはかけ離れたところにいたんじゃないかなと思います。

でも、ステージに立つのはほんとに一番大好きで。そんなステージが大好きっていうのがファンの方に伝わってて、ファンの方も「のえピーのステージに立ってる姿が一番好き」って言ってくれる言葉が凄く私は嬉しかったなと思います。

最初からね、元気だったじゃないですか、私。だから、時にね、凄く落ち込んで、ファンの人の前でもキラキラっていうか元気にできない時もあったと思うんですけれども、今考えて見るとそんな時に支えてくれるファンの方がいて本当に私は幸せ者だなと心の底から思います。

さっきも話したんですけれども、私はアイドルになりたくて、自分でオーディションに応募して、アイドルになることができました。

夢を1つ叶えるって凄いことで、自分がやりたかったことを本当にできて、そして皆さんと出会えたっていう私の人生の中の1つの奇跡かなと思っているんですが、山田野絵の人生を考えた時に自分がやりたかったことから一歩飛び出して卒業をする、このグループを離れて芸能も引退すると決めた時に、まず最初にファンの人に会えなくなるのが凄く、ほんとに寂しく思いました。

でも皆、のえピーのこと大好きでしょ?(笑) だからどんな選択をしても皆が私を応援してくれるとわかっていたので迷いはありません。

皆、ほんとに出会ってくれてありがとうございます。

そしてスタッフの皆さん。ねぇ、寂しい!

ねぇ、野絵、スタッフさん大好きじゃないですか。ねぇ、どう?(笑)

どう? 皆も大好きですか?(拍手)

ほんとに心の底から感謝してます。

そしてメンバー。ねぇ、どうすんの?野絵いないって。

※メンバー → 笑

ほんまにほんまに。これ笑い事じゃないって、マジで。

あのね、皆にね、凄く思ってることがあってね。いつも野絵、楽屋でうるさいじゃん。私、知ってるんだよね。マジでうざいと思ってる意思は絶対あったでしょ?(客笑)

絶対あるじゃん!

でも、それでもいつも「山田うるさいから」って笑ってくれてありがとう。

えっとね、皆それぞれ違うところで生まれて育って。それなのに新潟のNGT48を選んで、出会ってくれてありがとう。NGTのメンバーとして一緒にステージに立てて本当に幸せでした。

私、やめちゃうけどマジでほんまに忘れないでください。(客笑)

※メンバー「忘れないよ」

これが言いたかったの。ファンの人さんも、スタッフさんも、メンバーにもこれだけは言いたいんですけど、ほんと数年後に「えっ?1期生誰がいた? えっ?山田?」みたいな、ほんとにそういう会話だけはしないでください。皆、常にNGTと言えば、世間様の山田と言えば山田野絵と、しっかり思っていただければいいなと思います。OKね? いいね?(拍手)

OK? 大丈夫ですか?

はい、ありがとうございます。

なんか感謝の気持ちをね、もっとちゃんと伝えて、「6年間振り返って」みたいな話をしようと思ってたんですけど、その6年間振り返るのって自分たちでできるじゃん? そうじゃん? なので各自でやってもらって(客笑)

各自でやってもらって、「最後の山田は常に笑ってた」っていう記憶で全部まとめて欲しいので、スピーチはここまでにして、皆が大好きだっていうのが伝わればいいなと思います。

NGT48のアイドルの山田野絵でした。ありがとうございました。

(2022年2月27日 NGT48劇場 山田野絵卒業公演)