皆さん、アンコールありがとうございます。
まずは、秋元先生をはじめ、たくさんのスタッフの皆さん、舞台チーム、ヘアメイク、衣装、マネージャーさん、そしてメンバーの皆、ファンの皆さん、見えないところで支えてくださっている全ての皆さん、こんなに今日は素敵な卒業コンサートをさせていただけて感謝しています。本当に本当にありがとうございます。
私は中学3年生の時、AKB48のオーディションに合格して、アイドルになるという夢を叶えた日から今日までの17年間、本当に毎日が夢のようで、幸せな日々でした。
今こうして、たくさんのファンの皆さんの前で卒業コンサートをすることができて、「嗚呼、夢じゃなかったんだな」って実感しています。
私がアイドル活動をここまで楽しむことができたのは、総選挙や握手会、大切な場面で、いつも必ずファンの皆さんが私のことを支えてくれたからだと思っています。
そして、これまでたくさんの先輩や同期、後輩をいっぱいいっぱいどのメンバーよりも見送ってきて、寂しい思いもたくさんしてきたけど、今日こうして大好きな今のAKBのメンバーに見送ってもらうことができて、あの時やめなかったのは今日のためだったんじゃないかなって思えるぐらい、今私は本当に幸せな気持ちでいっぱいです。
私のことを応援してくださっている皆さんへ。
昔から応援してくださっている皆さんも、最近好きになってくれた方も、本当にありがとうございます。
どんな時も味方でいてくれて、理解してくれる皆がいてくれたからこそ私はここまで楽しく頑張ってこれました。
なかなか思うように恩返しができなかった17年だったかなって思ったりもするけど、最後にシングルの単独センターという形で、少しは皆も報われたかな~なんて、こう胸を張ってゆきりん推しだって言えるような恩返しが最後にできたかなって思います。
卒業しても皆さんの前ではアイドルでいさせてください。
そして、今AKB48を応援してくださっている皆さんへ。
こんなにたくさんのアイドルがいる中でAKB48を選んでくれて、本当にありがとうございます。
私は17年間、本当に色んなAKB48を見てきて、その中で活動してきましたが、どの時代も、その時のAKBが一番だと思ってやってきたし、私は今のAKB48が最強で最高だと心の底から思っています。
それでも、グループに歴史がある分、心ないことを言う人がいるかもしれません。そんな時はファンの皆さんがメンバーの味方でいてくれたら嬉しいなと思います。これからもどうかAKB48を温かく見守ってください。よろしくお願いします。
そして、最後に大好きなメンバーの皆へ。
皆のまっすぐなところ、一生懸命なところ、AKBのことを心の底から愛しているところ、全てが愛おしくて、私は大好きです。
いっぱい迷惑もかけちゃったし、皆が気を使ってくれてるなって感じることもあったけど、それにもいっぱい甘えてきちゃったなって思います。
そんな頼りない先輩なのに、私が話すことをちゃんと耳を傾けてしっかり話を聞いてくれて、精一杯応えようとしてくれる皆を見るたびに、何度も私は初心を思い出すことができました。
そんな皆とだからこそ、私はこんなに長くこのグループにいたいと思えたし、皆と作ってきた今のAKB48が本当に本当に大好きです。
これから嬉しいこと、頑張らなきゃいけないこと、なかなかうまくいかないなって思うこと、色んなことが皆を待ってると思います。
でも皆らしく、AKBの過去にとらわれず、皆が心の底から楽しいと思える、そんなAKBを皆の力で作っていってくれたら嬉しいなと私は思います。
改めて17年間という長い時間、AKBのメンバーでいられたこと、本当に幸せです。
私にとってAKB48は人生そのものです。
17年間、皆さん、本当に本当にありがとうございました。
(2024年3月16日、柏木由紀 卒業コンサート)