改めて本日はこんなに素敵な生誕祭を開いてくださった生誕委員の皆様、そしてモニター観覧してくださってる皆様、DMM配信をご覧の皆様、いつも応援してくださってる皆様、本当にありがとうございます。

そうですね、私がNMB48に加入してからもう9年が経つのかな、あとちょっとで。9年になるのかな。

9年前の私は、なんだろうな、まさかここまでアイドルができると思っていなかったですし、こんなにも好きなことが仕事に繋がると思ってませんでした。

でも、それでも好きなことを仕事につなげるのに7年ぐらいかかりましたね。

そう、7年ぐらいかかってしまって、凄い歩みは遅かったんですけれども、それでも皆さんが諦めずにずっと私の隣を歩いてくださって、ずっと「頑張ろうね」って言ってくださったことが本当に心強くて。

そうだな、心強かったですし、凄いあの、同期のね、色んなメンバーが卒業発表していくと、たくさんの方から「まだ卒業しないでね」って言っていただくことが多くなりました。

それはやっぱり年齢のこともありますし、その9年間という、やっぱり数字もあるんだと思うんですね。

で、その、なんだろうな、で、私自身そんなNMB48としてまた必要としていただいてるんだなっていうのは凄く嬉しかったんですよ。

それと同時に、そうじゃない私は応援してもらえないのかなっていう不安も凄く大きくなってて。

でもやっぱりNMB48にいる以上はいつかはここを去ってしまう日がくると思うんですね。

でも私がそんな時にスタッフさんから言っていただいた言葉は「ここはゴールじゃない」と、「ここは通過点だから、やりたいことが明確に決まったんだったら一歩を踏み出すべきや」って言っていただいたんですよ。

それが凄くありがたくて、凄く力にもなりましたし、私が今させていただいてるラジオの仕事だったり、その舞台をさせていただいてたりっていうのはやっぱり井尻晏菜としてではなくNMB48という肩書きがあって成り立っているものだと思うんですね。

でも、それでもその色んなスタッフさんたちに「この子にこんなことをやらせてみよう」だとか思っていただけることがやっぱり凄く嬉しいですし、それに応えたいなと思いましたし、一緒にファンの方と夢を掴む瞬間をファンの方と一緒に見たいなって思いましたし、凄く凄く1年間楽しかったです。

本当に色んなことをさせていただけて、初めてのこともさせていただけて。

いざNMB48という枠を出て、外に出て色んな方とね、なんか関わることも多かったわけじゃないですか。

そんな時に色んな感情に触れて、色んな感性に触れて、色んな思いや色んな言葉に触れて。

やっぱりやりたいことが凄く明確になってきました、前よりか。

ナレーターになりたいですし、ラジオもやりたいですし、それと同時にお芝居がしたいなって凄く思いました。

なんか舞台をさせていただくまでずっとね、そのファンの方から「あんたん、舞台に出なよ」って言っていただいてたんですけど、「えー、それはなんかなー」って有耶無耶にしてたんですけど、やっぱりさせていただいたことによって「舞台って楽しいな、お芝居って楽しいな」って改めて思いましたし、これからそのお芝居っていう枠も挑戦していきたいなって思いました。

そうですね、さっきも言いましたがいつか私はここを去る日が来ると思います。

でも、それでも、皆さんにはわがままだと思いますけれど、変わらずに隣に立って、私が夢を掴む瞬間を一緒に見ていただきたいですし、そばで支えていただけたら凄く嬉しいですし、変わらずに「好きだよ」って言っていただけたら凄く凄くありがたいなって思ってます。

だから、ここでもう少しだけ、もう少しだけ頑張ったらその一歩を踏み出させてください

その時はNMB48じゃなくなっても変わらずに井尻晏菜を応援していただけると嬉しいです。よろしくお願いします。(拍手)

客「ついていくよ!」

ありがとうございます。

そしてですね、ちょっと、最後にそうですね、これから入ってくるであろう7期生の仲間たちやNMB48の私の後輩たちに伝えたいことは、そうだな、立ち止まってもいいですし、振り返ってもいいけど、もうどうしようもなくなったら休んでもいいんです。

でも、私も7年間好きなことをお仕事につなげるのにかかっちゃったから、絶対に諦めずに進んでってほしいですし、いつでもどこにいてもファンの方っていうのは推しメンを見つけてくれはるし、私たち先輩もいるし、家族や友人やスタッフさんもいるので、迷わずに先輩というのを頼ってほしいですし、私は決してそのダンス面だったりで教えられるような先輩ではないですけれども、何かあった時は全力で力になるので、溜め込まずに、もうどうしようもなくなったら色んな人を頼ってください。

私が、ね、2期生さんや1期生さんにそうしてきてもらっていたので、皆も迷わずに私たちの手を掴んでいただけたらなと思います。

そしてね、最後にね、本当に最後ね。うちのお父さんね。

私は一番最初の生誕祭かな? の時に「父が嫌いです」と言いました。多分「世界で一番父が嫌いです」的なこと言ったんですよ。

だけど、ここに入って得たものは父のおかげなので、それは心の底から感謝してますし、だから、長いこと喧嘩しちゃいましたけど、そうですね、1つ言えることは私のお父さんになってくれてありがとうとだけ伝えておきます。(拍手)

今日は本当にありがとうございました。(拍手)

(2020年1月25日 NMB48劇場 チームM「誰かのために」公演)