下野さんへ

今回先輩にお手紙を書くのが初めてで凄く緊張していますが、今年は私が書けたらいいなと思っていたので嬉しいです。

下野さんと今みたいに何でも話せる仲になったきっかけはユニットじゃんけん大会かなと思います。

必然的に話す機会が増えていって、活動のことはもちろん、そうじゃないことも、先輩とはなかなか話したことがないことも下野さんにはだんだん話せるようになりました。

その中でも特に印象に残っているのが活動のことをLINEした時に下野さんから「電話してもいい?」と返信が来て、そこから長電話をしたのをよく覚えています。

その時「想像していたより思っていること、考えていることが一緒だったんだ」とビックリしたと同時に、こんなにも共感できる相手がいることがとても嬉しかったです。

じゃんけん大会が終わっても2人で何かお仕事をすることが増え、プライベートでもお出かけする機会が多くて、会うたびに「ご飯行こう」と言い合ってる気がします。

そこでも色んな話をしながら、聞きながらよく「下野さんのような素敵な先輩になりたいな」と思っています。実は初期からずっと思っています。

でも下野さんの前でこういう話をすると「はるたんは何かいいフィルターをかけて私を見ている」といつも言われます(笑) ですがノーフィルターです(笑)

どんな時も周りの方々への感謝の気持ちを忘れず、HKTのことが大好きで、誰よりもストイックに純粋に活動している姿を見て本当に先輩の鏡だなと。もちろんこれもノーフィルターです。

特に下野さんの言葉のチョイスが好きで、前に「はるたんってほんと自己評価低いんだよなー」と何気なく言われた一言をきっかけに、自分に自信を持って後輩や先輩にもちゃんと思ったことを言えるようになりました。

それ以外にもいつもたくさんお話を聞いてくださって、アドバイスをくださって、助けてくださって、本当に本当にありがとうございます。

でも下野さんはあまり人に弱さを見せず、心配になることがあります。大学と活動の両立は私が想像するよりかなり大変なんだと思います。コンサートや周年リハーサルなどほとんど参加できないことが多いのに、いつも参加していたかのように踊れて歌えていて「いつ覚えているんだろう。さすがだな、凄いな」と思っています。

だけどこの前、色んなことが重なる中、下野さんのポジションが公演前に急遽変更になった日、久しぶりに下野さんの涙を見ました。

その時、今までもこんな風に泣きたくなることが死ぬほどあっただろうなと、「さすがだな、凄いな」と思う時も私たちが知らないところで人一倍努力をしていたんだろうなと。

それでも「大学は自分で決めたことだから」とすぐ涙を拭いている姿を見て、「私ももっと何か頑張らないといけない、まだまだやらなきゃ」と痛感します。

いつも助けてもらっているのに、そんな時、私は近くにいることしかできず、下野さんは「いてくれるだけで嬉しいよ」と言ってくださったんですけど、もっと私にできることがあったんじゃないかなとちょっぴり後悔をしています。

下野さんが私の支えであるように、私が下野さんの何かしらの支えであれたらいいなと思います。

最後に。私はいつか絶対に下野さんと選抜に入りたいです。選抜に入ることができなくて全力で悔しい、全力で苦しいと感じられる私たちが我ながら大好きです。

下野さんの隣でパフォーマンスしている時は本当に最強なんです。色んな曲でシンメになる時も安心感しかないし、凄く嬉しいし、何より最高です。

大げさかもしれませんが私は下野さんと出会えて本当に良かったです。そしてこれからも一緒に頑張りたいです。

改めて21歳のお誕生日おめでとうございます。

大好きです!

HKT48チームH 上野遥より

(2019年4月7日 パピヨン24ガスホール チームKⅣ「制服の芽」公演)