愛佳ちゃんへ

愛佳ちゃん、お誕生日おめでとう!

普段仲良すぎて、いざお手紙を書くってなると何を書いたらいいかわからないな。

まずは少し振り返ってみるね。

愛佳ちゃんは入ったばかりの時から肝が据わっていて、先輩にもガツガツ絡んでいくし、リーダーシップもあるし、一目置く存在だったよ。でも少し近づき難いなとも思ってた。

そんな愛佳ちゃんと仲良くなったのは2018年のTIFの時。趣味の話で盛り上がって、そこから急接近したよね。

それからはどんどん仲良くなって、「れいえりまなずん」でずっと一緒にいるようになったね。

私にとって「れいえりまなずん」の存在は本当に大きくて、何かに迷った時も、つらい時も、嬉しい時も全部3人に話すことですっきりできるんだ。いつもありがとう。

共感するだけじゃなくて、しっかり意見をくれたり、注意してくれたり、広い視野で困っている誰かに気づいてあげられたりするところが愛佳ちゃんのいいところ。これからも大事にしてね。

ネ申テレビでMCをたくさん任されて、公演でもキレッキレのトークをかまして、歌もダンスも得意な超実力派メンバーの愛佳ちゃんはこれからのAKBに絶対に必要不可欠な存在だと思う。

だけど私が1つ心配しているのは、物わかりが良すぎるところかな。

グループのため、メンバーのために自分を二の次にして色々なことを決めてきたはずです。

セットリストを決める打ち合わせで毎回「この曲はこの子がやった方が合うから、私は違うのでもいいよ」と言って、本当は自分がやりたい曲があっても全体を優先してくれたよね。

そして悔しいことがあっても冷静に自分を分析して受け入れてる姿を見てきました。

さらには次のチームKのキャプテンも任されて、今までよりももっともっと自分を押し殺して頑張り過ぎてしまいそうで本当に心配だよ。

どんな理不尽な感情でも愚痴でも聞くから何でも言ってね。

それが私じゃなくてもいいから、とにかくどこかでちゃんと発散するって約束してください。

愛佳ちゃんは行動と内面にギャップがあるからなかなか伝わらないこともあるかもしれないけど、本当に真面目で、グループ思いで、努力家で、私が心から信頼しているメンバーです。

これから焦りを感じたり、責任感で押しつぶされそうになることがあると思うけど、そんな時には周りを見てね。たくさんの味方と今までの積み重ねの成果が出ているはず。

どうか優しい気持ちで、楽しく活動できますように。

ずっとずっと見守ってるからね。

大好きだよ。

AKB48チームA 西川怜より

(2021年12月12日 AKB48劇場 チームA「目撃者」公演)