りのへ

17歳のお誕生日おめでとう。

今日まで大きな病気もせず、事故にも合わず、すくすくと成長してくれた幸運に感謝しています。

さて、パパはりのに謝らなければいけないことがあります。それはアイドルになりたいという夢に反対していたことです。

りのが中学3年生の時、芸能活動ができる高校に行きたいって言ってきたね。確かに小さい頃からバレエは習っていたけれど、「ダンスがプロとして通用するのだろうか」とか「アイドルとして人を楽しませることができるのだろうか」とか「大学に行ってからでも遅くはないのではないか」とかパパは悩みました。

ただ、りのの人生はりのの人生だし、きっとパパには見えていない何かがりのには見えていると考えたので応援することにしました。

でもちょうど1年前、りのがHKTのオーディションを受けたいと言ってきた時は正直また悩みました。りのが福岡で活動している姿をうまく想像できなかったからです。

「セミナーだけならいいよ。でも応募はダメだよ」と言いました。

SHOWROOM審査の時もその重要性がよくわからず、家族旅行に連れ出してしまいました。

でも色々制約がある中で楽しみながら頑張っているりのの姿を横目で見て、パパは間違っていたと思いました。

オーディションの最終審査に行きたいとりのが言ってきた時、パパはもう反対しませんでした。もし幸運にも合格できたら全力で応援しようと決めました。

今ではりのがHKTの一員になれたことを心から誇りに思っています。

東京のりのの部屋には2018年の目標「HKTのメンバーになる」と書かれた紙が貼ったままになっています。今日から17歳だけど、この16歳の時の気持ちを忘れないようにしてね。

ファンの皆様が応援していて良かったと思ってくれるように頑張ってね。

離れていても、目には見えなくても応援しています。

父より

(2019年6月10日 スカラエスパシオ 研究生「脳内パラダイス」公演)