志津香へ
30歳のお誕生日おめでとう。
卒業を前に改めて手紙を書くこととなりました。
今、志津香の寝顔を見ながら色んなことが走馬灯のように蘇ってきます。
お腹の中にいる時、男の子だと言われていたのに女の子だとわかった時、先生が「女の子ですよ!」と、たか~く上げてくれた瞬間、手術台の上にあるライトでゴツンと頭を打って、初めての対面の時は額に絆創膏を貼られていましたね。
その時、「こいつはただ者ではないな、きっと将来何かをしでかすに違いないな」と思ったものでした。
小さい頃は2階から傘をさして飛び降りたり、よく今まで無事でいてくれましたね。
オーディションに受かった時も「パパに大事な話がある。お母さんにはまだ言ってない」って言われた時は、そんなこと一度も言われたことがなかったので「こいつ、彼氏もおらんとに子供ができたんじゃないよね?」とドキドキして覚悟していたら「AKBのオーディションの一次審査に合格したけん、東京である二次審査に行っていい?」って言われた瞬間、「な~んだ、そんなことか」と2つ返事で「行って来い!」って言ったけど、あれは志津香の作戦だったのかな?
そんなこんなで我が家のじゃじゃ馬娘も無事AKBの一員となり、今日最後の生誕祭を開催していただいています。
当たり前のことですが、これら全てはたくさん可愛い子がいる中で志津香のことを選び、応援してくださるファンの方々と、裏で支えてくださるファンの方々のおかげだということを決して忘れないでいてほしいと思います。
そして志津香は私たち家族の誇りです。これからの人生も堂々と胸を張って歩んでいってください。
改めて30歳のお誕生日おめでとうございます。
父より
P.S.
モルディブに連れて行ってくれるという約束も忘れてはいませんよ。
(2021年12月27日 AKB48劇場 「シアターの女神」公演)