朱莉へ

24歳の誕生日おめでとう。

長いものでNMB48に入ってから10年が経とうとしています。

念願だったCD選抜にも選んでいただいて、ようやく1つ願いが叶いましたね。

夢や希望をたくさん持っている朱莉を誇らしく思います。

次なる目標はすでに朱莉の頭の中にはありますか? もう決まっていますか?

さて最近の朱莉は弟想いが強く、いつもどちらかの弟を探していますね。

長男がバイトや遊びに出かけていてなかなか帰ってこないと寂しがり、次男が学校や部活、塾なのでいないと機嫌が悪くなります。

気が向くと朝早起きして次男が学校に持っていくお弁当を作ったり、オシャレに目覚めた弟と一緒に服を買いに行ったりとしっかりとお姉ちゃんしていますよ。

きょうだいが仲良くしている姿を見るのは親としても嬉しく感じます。

昨今の状況で朱莉とは話す機会がたくさんありました。お互いアドバイスを受けながら切磋琢磨した期間でしたね。「ピンチはチャンス」とお互い励まし合った気がします。私は朱莉から助けられた1年でした。

エンタメ界の最大の危機に対して以前のようにはいかない状況で、もしかしたらNMB48や朱莉を応援していただいてる方々がこの時期に離れてしまうのではないかと朱莉も心配をしていたと思いますが、朱莉なりに状況を整理して、今できることに対して精一杯活動していたと思います。

何が正解かは誰もわからない状況でよく頑張ったと思います。当然朱莉だけではなく、多くの方々のお力添えがあったからだと思います。

話は少し戻りますが、今回のCD選抜に選ばれた際に朱莉が言っていた「以前の山田チームMに育てられたこと、その際に今回卒業を迎えるメンバーへ感謝の気持ちを伝えられたこと」それらは偶然ではなく必然だったのかもしれませんね。

もしかしたら朱莉を慕ってくれる後輩のメンバーさんにも朱莉の活動で何かを伝えられる存在になっているかもしれません。

1人ではできないことも仲間と一緒ならできること。逆に1人で考えなければいけないことは紙一重です。時間は確実に進んでいます。一瞬一瞬を大切に、人と人とのつながりを大切に感じて活動してください。

わたくしごとですが、私にはまだ夢があります。その夢はいつ実現するかはわかりません。その夢は朱莉という存在が作ってくれた夢です。

地球(世界)は広いですよ。ぼちぼちやりましょう。

最後に、今回朱莉のために盛大な生誕祭を企画していただいた関係者の皆様、日頃より朱莉のわがままに付き合っていただき、朱莉を支えていただいてるスタッフの方々、NMB48メンバーの皆様、何よりNMB48石塚朱莉を応援していただいてるファンの皆様、この場をお借りして感謝申し上げます。

朱莉はまだまだ未熟者で、皆様の助けなくしては今後も朱莉の思う未来を描くことや活動はできません。そんな娘ですが、親バカを恥じることなく言わせていただければ彼女は今後も破天荒で面白く、皆様をアッと言わせる活動をすると思います。今後とも進化する石塚朱莉のグローバルな活動、クール朱莉の応援をよろしくお願い致します。

このような時期に足を運んでくださり誠にありがとうございました。

父より

(2021年7月15日 NMB48劇場 白間美瑠プロデュース「大阪魂、捨てたらあかん」公演)