朱莉へ

今日はお疲れ様。まだ公演の途中か?

大勢の中で祝福される気持ちはどんなんなんだろうな。嬉しいやら恥ずかしいやら考えてしまいます。

ところで14歳でNMBに入って7、8年が過ぎたが今の心境はどうよ?

家族としてはあっという間に二十歳になり、気づけばもう22歳になったなぁという感じかな。

朱莉には今まで自分の人生だから好きにやりなと思い、伝えてきたつもりですが唯一心残りなのは中学生になった朱莉のバスケの応援に行けなかったことです。

中3になったら見に行こうと思ってたら中2でまさかの方向転換。NMB!?大阪!? 転校!? 驚くようなスピードでバタバタと時が過ぎた気分でした。

まぁ、それも朱莉の人生だし、私はできる限り家族でしかできない応援、後押し、助け合いを微力ながら朱莉に対して実行してきました。

たまには喧嘩をし、家でも口をきかないことや朱莉の意地で家族に助けを求めないことなど思い出せばお互いつまらない意地を張ってたなと感じます。

話せば長い話を少しだけさせてください。まだNMBに入るオーディションの時点で地方組のハンデを感じ、週末だけ大阪を往復するという中2にとってはなかなかハードルの高い荒業を数ヶ月こなしてきたことや、自分のやりたいこと、やらなきゃいけないことを実行できたことは私にとっても誇りに感じます。

また朱莉は私の夢も叶えてくれました。偉そうなことを言えませんが、誰もが持つ人間100%ではない部分を助け合い、共に成長し、たまには追い越され、なかなかうまくいかないところは自分の心にしまい、新しいことにチャレンジする精神も私の子供ながらにまたまた誇らしく感じます。

さて、大して長くはない話が終わりましたが、感謝の言葉を述べさせてください。日々ともに活動するメンバーの方、各関係するスタッフの方、衣装担当者様、メイク担当者様、そして私より朱莉を成長させていただいたファンの皆様、本日公演に足を運んでいただいた皆様、1人1人に対して家族を代表し深く感謝申し上げます。

メンバーさんの中でも特に朱莉が属する3期生はなぜか私の子供のように成長していく姿を見るのが嬉しかったです。久代さん、井尻さん、3期生でいてくれてありがとうございました。また違うチームの加藤さん、太田さん、ありがとうございます。卒業された方など皆さんにありがとうと伝えさせてください。

最後に。一度やりたかったことを家族特権でさせてください。

生誕祭楽しんでますか!?

※客「イェー!」

まだまだ盛り上がっていけますか!?

※客「イェー!」

今夜はサタデーナイト!

※客「ひゅ~」

はい、ありがとうございました。私の夢がまた1つ叶いました。(客笑)

これからも私の人生をかけて、私の子供として生まれてきてくれたこと、朱莉を守り助けることを誓います。ただ微力ですが(笑)

父より

(2019年7月13日 NMB48劇場 チームM「誰かのために」公演)