瑠華へ

初めて瑠華と出会ったのは最終オーディションの隣の席。仲良くなりたくて、「さっきの子ぱるるに似てたよね?」って聞いたら「あっ、ごめん、見てなかった」って返されるし、オーディションが終わるまで携帯は触るなってって言われているのに堂々と触り出すし、こんな不良な人と打ち解けられる日は来るのかなと思っていたけど、いつの間にかこんなに距離が近くなっていたよね。

昔からビジュアルは完璧で、ダンスも踊れるし、お勉強は出来ないのに振り覚えが早かったり、何でもソツなくこなすイメージ。

でもそんな自分のことを甘やかすことなく、年齢の割りに高い化粧品使って毎晩お手入れしたり、振りはいつ聞いても、どのメンバーよりも一番正確に振りを覚えていたり、どうしたらより良くなれるのかメンバーやスタッフさんにたくさん相談してみたり、見えないところでの努力がほんとに凄いんだよね。

瑠華は頑張ってるぞってところをもっと出してもいいと思うのに、そしたら変なアンチも減ると思うのに(客笑) そういうプロ意識の高さが普段のパフォーマンスの結果なのかなと思うし、きっとファンの方もそういうところが好きなんですよね。私もそんな瑠華の生真面目なところが好きです。

あともう1つ瑠華の好きなところ。それはすぐ「うぇ~ん」ってマンガみたいな泣き方をするところ。

昔、6期生みんなでケーキを食べていて、1人がまったく食べられずに帰ってしまったのを自分のせいだって泣き出したことがありました。はじめは私もからかっていたけど、マジ泣きし始めて、みんなでめちゃくちゃ焦りました。このエピソードが大好きです。

他にも嬉し涙も悔し涙も今までの5年間何回も瑠華が誰かに泣きつく姿を見てきました。

そして最近、次のシングルでの選抜落ちを知った日、また泣き出すかもなってティッシュの居場所を目で確認していたけど、瑠華が泣くことはありませんでした。

それどころかブログには「スッキリした気持ちになった」なんて書いてあって、私たちが思っていた倍の倍の倍くらい瑠華にはプレッシャーがのしかかっていたことを初めて知りました。

そして、その後の公演では「大丈夫って思ってたけど、ファンの人の顔を見たら泣いちゃう」って、いつものマンガ泣きをしていました。

こんなにピュアで可愛い子、他にどこを探してもいません。私の自慢の同期です。

瑠華の頑張りは表になかなか出にくい分、私たちがちゃんと知ってるから、メンバーみんながちゃんと知っているから。

瑠華はいつも自信なさそうにしているけど、本当に誰よりも選抜という言葉がしっくりくるメンバーのお手本みたいな人だと思ってます。だから、また選抜で、笑顔で踊る瑠華を待ってます。

ってほんとにお前が言えるのかよっていう話なんですけど、私は瑠華の隣で一緒に笑い合えていたら、なんかそれだけで楽しくて幸せです。

チームで一緒にいることだったり、歌ったり踊ったりすることももちろんなんだけど、あと15日後にある世界選抜総選挙、まずはここで一緒に笑い合えたらいいなと思います。

一緒に盾見せ合って、写真撮り合って、うぇ~んってマンガ泣きしましょう。

お誕生日おめでとう。素敵なラストティーンにしてね。

青木詩織より

(2018年6月1日 SKE48劇場 チームKII「0start」公演)