まず今日この22歳の生誕祭を素敵に開いてくださった皆さん、そして見ていてくださった皆さん、いつも応援してくださってる皆さん、本当にありがとうございます。

毎年事前にメモを書いて、その中でも絞りに絞って、読んで、13分なんですけど、何も考えてなくてずっと胃が痛いんですけど、長くなったらごめんなさい。でも2年ぶりに開いた生誕祭ということで、ちょっと話させていただきたいなと思います。

前ここで、ここでではないけど生誕祭を開いてもらった時は20歳の誕生日を迎えて、「仁義なき戦い」の舞台を終えたタイミングでの生誕祭でした。

その時に多分私は自分が今持ってるものをプラスにしたいっていう話と、なんか、ここにいても叶えられる夢がたくさんあるということを証明していきたいっていう風に話させてもらいました。

その目標を掲げて21歳を迎えるまで、それから21歳から22になるまで駆け抜けた中で、それが自分でも予想以上に叶えられた2年間だったんじゃないかなと胸を張って言えます。

舞台にも出させてもらったり、それこそ今日のMCでも何度もお話してたけど本当に皆さんのおかげでもらえるチャンスっていうのも最初の頃からやっぱり未だにずっとあって、それは毎年出させてもらってたコント劇で1位を取らせてもらった時になんか凄くそれが嬉しくて、嬉しいあまりに勝手に気負って色んなこともしちゃったりしたんですけど、それでも皆さんがなんか「阿紀ちゃんらしいね」って笑い飛ばしてくれるから、最初入ってすぐはうじうじ「失敗したな」と思ってたことも、なんか気にしないようになりましたし、凄いそれが凄く自信にもなってたり、自分のことを受け入れられるようなことを皆さんが作ってくれたなと思います。

こういう状況になって思うようにお仕事ができなかったり、皆さんとコミュニケーションを取ることができなかったり、もどかしい年になっていくんだろうなって思ってたんですけど、もちろんそういう面もあるけど、そんな中で皆さんと新しく作っていけてる関係が今あるような気がしていて。

なんか今までは私とファンの方1人1人繋がってるものが、線がいっぱいあったと思うんですけど、それがなんか1つにまとまって、今私とファンの方々と皆で「私たち」って胸を張って言えるような、そんな絆が不思議とこの期間でできた気が私はしていて。

何でかなってけっこう考えてたんですけど、会えなくなるから多分その分私は思いを伝えられる場所をずっと探してて、それが例えばメールだったりブログだったりするんですけど、多分皆さんも普段返す場所がなくなったからより一層それを伝えてくださってる気がするんですね。

なんかそれはもしかしたら私の勘違いなのかもしれないけど、けどなんか例えばブログを更新した次の日に朝起きてブログのコメントを見る瞬間が私は凄く好きで。なんか、どれだけ時間かけて書いてくれたんだろうなとか凄く言葉の端々まで拾ってコメントを返してくださる方とか、もちろんそれはメールの返信だったり、そうじゃなくてもファンレターをいただいた時とか凄く思って。なんかそれが凄い嬉しいなと思います。

他にも最近は少しずつ、ほんとに少しずつ自分の力でもいただけるお仕事っていうのが増えてきて。

一番凄い、やっぱ嬉しかったのは「From Broadway with Love」っていうミュージカルに出演させていただいた時に、やっぱり宝塚の方、劇団四季の出身の方と一緒に立つっていうハードルの高さに凄く、もうほんとに泣きそうな1ヶ月を暮らしてたんですけど、やっぱりなんか皆さんに届ける日を凄く励みにしてたし、皆さんが楽しみって言ってくれることが凄く私にとって励みになったんですね。それがなんかこう循環している、エネルギーの循環しているような気がして。私はそれがアイドルの醍醐味だとも思っているし、なんかこう芸能というかエンターテイメントの魅力ってそこだよなと思ってるから、それが凄く嬉しかったです。

あと脚本を書かせてもらったのも実は今年のことだったりして、本当に新しいことをいっぱいしてきて、皆さんにとってもめまぐるしいこの2年間を届けられたんじゃないかなと思うんですけど、こうけっこう身を削っていっぱいいっぱいになってたことも多かったし、その間に皆に会えたらどんなに頑張れただろうって思う瞬間もたくさんあったんですけど、皆さんとの出会いが1つ1つ糧になって、こう私が出していくものにプラスされているっていうこの状況が凄く幸せで満ち足りています。

そして最近は、この期間になって、後輩の卒業とかも少しずつ出てくるようになって、「自分は」って考えたりもするけど、ほんとに今そういうことが考えられないくらい今私はここにどういう未来の形を残していけるかなっていう風に考えるのが凄く多くて。

それは、なんかほんとにチームブルーとか、そういう状況になった時にこう今まで関わらなかった先輩方と関わったり後輩と関わったり、さくちゃんと奈子ちゃんが帰ってきて刺激を受けたり、またそこで新しく自分にこういう武器があるんだって気づかせてもらったこととかも凄く大きくて、それがなんか私のことだけじゃなくて、誰にでもそういう可能性はあるからこの場所でも十分に叶えられる夢が、まだまだ可能性がたくさんあるっていうことをもう少し踏ん張って証明したいなと思います。

22歳は、まだ世の中がどうなっていくかほんとにわからないけど、その中でまた私たちらしく1つ1つ面白いことを見つけながら、新しい景色を皆で見ながら、その中にいれたりいれなかったりすると思うんですね、まだまだそういう状況だとは思うけど、そんな中でも言葉だったり写真だったり私が今これでも戦っていけるんじゃないかなって思うことで皆さんと共有できて、同じ世界に住んでるんだなーって実感できるよなこの日々をこれからも過ごしていきたいなと思います。

まだまだここで頑張りますので、これからも一緒に歩んで欲しいなと思います。これからも応援よろしくお願いします。ありがとうございました。

(2021年11月18日 西日本シティ銀行 HKT48劇場 「博多なないろ」公演)