えっと、そうだな、さっき玲奈さんの手紙にもあったんですけど、この1年はけっこう自分の殻に閉じこもることがまたちょこちょこあって、その度に1つずつ殻を破って、割り倒してきたんですけど、私のファンのみなさんはけっこう感じてるかもしれないんですけど、最近、入って4年半ちょっとになるんですけど、デビューした当時、1、2年ぐらいは、もう悔しいことがあると、長々なブログを書いたりとか、それで思いをけっこう全部ぶつけてきてたんですけど、ここ2年ぐらいはだんだんそれができなくなってきて、なんかそれはSKE48が、どんどんどんどん大きくなってきて、自分の発言1つ1つにすごく、こう、なんて言うんだろうな、ちゃんと言葉を大切にしなくちゃいけなくて、ちょっとしたことでも、ほんとにすぐに勘違いされちゃったりとか、違う捉え方をされちゃったりすると、すごく悲しくて、それがどんどん難しくなってて、言えなくなってきて。

で、さらに嬉しいことにどんどん後輩も増えて、6期生やドラフト生がこれから入ってきたりとか、これから自分が先輩として教えていかなくちゃいけない立場になってきて。

だから、悔しいって言っちゃいけないということはないかもしれないんですけど、なぜか自分の中で言えなくて、もっと悔しい思いをしているメンバーもたくさんいるし、もっともっとこの子のいいところを自分がもっと出せてあげたらいいのにって、すごい思うこともたくさんあって、だから自分の悔しいことを殻に閉じ込めてました。ファン方にはあんまり言わなかったです。時々言ったけど。

で、なんか、でも、正直、悔しいことはたくさんあって、1人で耐えられないこともたくさんあったし、この1年でたくさんメンバーに支えられて、そんな中で、あんまりファンの方に頼ることができなかったのは、みんなのことを信じてないんじゃなくて、みんなに心配して欲しくないとかそういう訳でもなくて、どうしても言えない自分がいました。

でも、本音を言うと、今というか、悔しい思いはたくさんあって、たくさん活躍する後輩が出てきて、すごい嬉しいし、これからこの子たちがSKE48を引っ張って行くんだなっていう子も沢山生まれてきてそれはすごく嬉しいけど、まだ私は後輩にすべてを預けることはできないし、まだもっと自分のできることがあるって自分で信じてやってます。

だから、そうだな、自分の中での目標は、「大人になること」なんですけど、大人になるっていうのは、セクシーになる訳じゃなくて、なんかよくね、セクシー目指してますって子もたくさんいるけど、私はセクシーにはなれないので、そういう大人になるんではなくて、しっかりやる時はやる。でも、KIIのみんなとか、SKEのみんなとかで、騒いだり馬鹿やったり、ふざけ合ったりする時はもう精一杯子供になる。そういうことができるのが、私の中では1つの成長であり、大人になることなのかなって思ってます。

なので、これからもみなさんに、どんな時でも高柳明音がいてくれたら安心だねって思ってもらえるような存在になっていきたいなって思います。

こんな頼りない私ですが、これからもKIIのみんなもメンバーみんなも、こんな私だけどついてきて欲しいし、こんな私だけどファンのみなさんにもKIIや私のことを、自分で言うのもあれですけど、愛していただけたら嬉しいなと思っています。

これからも自分に負けずに、自分に諦めずに、めげずに夢を叶えられるように、前だけを見て歩いて行きたいと思います。今日は本当にありがとうございました。

(2013年11月28日 SKE48劇場 チームKII 4th「シアターの女神」公演)