ということで、今日はこんなね、楽しくて素敵な生誕祭を開いてくださって皆さんありがとうございます。

そして今年はオンライン生誕祭になってしまって。いつもならこの客席にはよく見る、安心するファンの皆さんの顔が並んでるんですけど、今日はペラペラの紙のメンバーがいっぱいいてくれます。

そしてね、大好きな桃寧とちっひーと、そしてファンの皆様からのこの温かい贈り物に囲まれて、そして私のこのカメラの前には皆さん、大好きな皆さんがいてくださって凄く幸せです。

そしてオンラインなので私もちゃんと気持ちをこの画面まで届けれるように頑張るので、皆さん、皆さんもたくさん届けてください。

ということで、23歳の1年は、なんか自分が目標としていたことが形となって叶った1年でした。

そして、いま自分はこうふと振り返ると、今まで思っていた目標の場所に立っていて。立っているんですけど、なんかまだ達成感はなくて。

それは悪い意味ではなくて、きっと0からポンと50に行ったら急に色んなものがガラッと変わって、「あーここに来たんだ」と思うかもしれないですけど、私は0から1・2・3って、なんか本当に遅くではありますが徐々にのぼっていったので、あんまり、なんか景色は変わらず、今こうやって気づいたら目標の場所に立てていた、そんな感覚です。

でも、なんか今ここの場所は今の自分にとっては通過点だなと思って。

今は大きな目標が2つあります。それは、まず1つは全国のなぎちゃんになることです。

今はこうやって関西では色々出させていただけるようになって。で、ツイッターとかで「この番組出ます」って告知する時に色んな、関西じゃない地方の皆さんとかが「あー関西じゃないから見れないけど、なぎちゃん頑張ってね。応援してるよ」とかいうコメントをたくさんいただいてて。なんかそれを見る度に「私がもっともっと頑張ったら皆さんの目の届く場所に行けるんだな」って思って。なのでその言葉を活力に頑張ってきました。

そして、まぁ、この気持ちは初期からはずっと変わらないんですけど、私がこうやって出ることによってファンの、なんか、見てくださってる皆さんが「こんなあほな子でもなんか元気に笑ってられるんやったら自分ももっとなんか、自分も大丈夫やな」と思っていただけたりとか、なんか「ほんわかするな」とか、ファンの皆さんにはなんか日常生活の中に楽しみとか、んー、なんかほっこりする気持ちとか、あと活力になったりとか、嫌なことを忘れれる時間を私が作ることが凄く自分にとっての目標で、そうなれたら凄く幸せだなって思います。

そしてもう1つはNMB48をもっとたくさんの方に知っていただけるきっかけになることです。

いま私がこうやってここに、自分の思い描いてた場所に立てたのはNMB48の看板があってのことなので。でもこの24歳からは自分の力でちゃんとその場所を勝ち取ってNMB48に恩返しがしたいなと凄く思います。

そして彩さんとかアカリンさんは今までアイドル以外の分野で自分たちの地位とかを勝ち取って、ちゃんとそこに自分の居場所を作って、そこにNMB48のことを広めてくださった凄く大きな大切な存在だったので、私もその次に続けるような人になりたいなと思っていますし、そうなります。

今まで自分が、自分のチャンスに自分が掴むのが凄く必死でしたが、これからは自分が掴んだチャンスをちゃんとこの大好きなNMBのメンバーにつなげられるような、そんな存在になりたいです。

そしてアカリンさんとかが卒業を発表とかして、色んなメンバーがたくさん今卒業していく中で、「なぎちゃんはまだ卒業しないよね?」とか色々コメントを頂くんですけど、私はまだ卒業はしません。

自分も皆の卒業を目の当たりにして「自分はいつ卒業するんやろう」ってふと考えた時に、なんかファンの皆さんが悲しむ顔は絶対に見たくないなって思いました。

想像しただけでなんか悲しくなってしまうんですけど、なんか卒業した時に悲しい顔は見たくないからこそ私が卒業したタイミングで「あっ、そうやんな」って、「なぎちゃん、おめでとう」って思っていただける時が自分の卒業のタイミングかなって思いました。

でも、そうなるためにはきっと私が1つ1つのお仕事を大切に丁寧に一生懸命頑張ることによって見てくださってる皆さんが心が1つ1つちゃんと満たされて、なんか心がいっぱいいっぱいになっている、もうお腹いっぱいになってる時に私がきっと卒業したら「嗚呼、なんか楽しい思い出やったな」って、「なぎちゃん、おめでとう」って思っていただけるんじゃないかなって自分の中で思ったので、そうできるように一生懸命これからひとつひとつ頑張りたいと思いますので、皆さんもどれも見逃さずに私のことをずっと見ていてください。

そしてこれから私が24歳凄く心に決めたことは、変わらないことです。

成長の変化は凄く大切だと思うんですけど、自分の芯となる部分は絶対に変わっちゃいけないし、変わりたくないなって思いました。

例えば、私の凄い仲良かった友達とかが違う子と仲良くなった時に、なんか全然違う風になって自分の好きやった部分が、その子の好きやった部分がなくなってしまった時があって。そのとき私は凄く寂しくて、「嗚呼、変わってしまったな」と思って、その子のことを好きじゃなくなってしまったことが昔あって。

でもそれは自分に置き換えると自分もそうだなって思って。これから色んなところに活動の幅を広げていったらきっとこの世界は凄い大海原だと思うんですよ。

なんか、そこの世界での、そこの世界の右も左もきっと私はまだ知らないし、その世界での常識とか、その世界でやっちゃいけないこともまだわからない中で凄いグラグラだと思うんですけど、自分の芯を大切に持って、自分を信じて、ファンの皆さんを信じて、スタッフさんを信じて、家族を信じて頑張っていったらきっと自分が目指してた場所にたどり着けると思うんですけど、思うので、ちゃんと大切に変わらずにいたいなと思います。

でも、もし大海原の中にいるとたまにはグラッと違う道に行ってしまいそうになる時もきっと出てくるかもしれないんですけど、そういう時はファンの皆さんにちゃんと叱っていただきたいなって思います。

私が、そういう時は叱っていただいてちゃんと元の場所に戻してもらって、そこに私がちゃんと戻ったらその違う道に進んだことも成功への道のりに変わると思うので、見放さずにどんな時もこれからもずっと私のそばにいて、手を繋いで、色んな景色を一緒に見放さずに見ていてくださったら嬉しいなって思います。

そして本当にファンの皆さんのことが私はもう大好きで、私がさっきも言ったんですけど、私がこうやって笑顔で楽しくいれる理由はファンの皆さんがこんな私の味方でずっといてくださって、たくさん支えてくださって、「なぎちゃんなら大丈夫だよ」とか、なんか凄い愛のある言葉をたくさんくださるから私は自由に自分らしくのびのびといることができます。

なのでこれからも1つ1つの階段を一緒に登って、山を登って下って、隣で手をつないで、そしていつか皆でその山の山頂に着いて、なんか美味しいおにぎりを食べられるような、そんなことを私の目標としてこれから頑張っていきたいなって思うので、これからもずっと24歳の私もおちょこちょいだと思いますけど、ずっとそばにいてください。

そして皆さんのことが一番大切で凄く大好きです。これからもよろしくお願いします。

(2020年8月26日 NMB48劇場 オンライン生誕祭「渋谷凪咲 生誕祭」)