今日はこうして皆さん、生誕祭を開いてくださり、そしてお祝いをしてくださり本当にありがとうございます。

ありがとうございます。

本当にどこに行ってもいつもそばにいてくれる皆さんに支えられてるなって思うこの前回の生誕祭からかな、の2年間だったなと思います。

で、私凄いビックリしたんですけど、この髪飾りのお話、ちょっと今日楽屋で今日の髪型どうしようかなって話をメンバーとしてて、「なっきぃさんいつもポニーテールしてますけど」みたいな、「花冠つけにくくないですか?」って話をメンバーはしてくれて、何人かが。

「確かに」って思ったんですけど自分「いや、多分ファンの人はポニーテールするって知ってるから花冠でもそれ合わせだし、まえカチューシャだったこともあるから大丈夫だよ」って、来たんですよ。

そしたらほんとにカチューシャで、皆さんとのなんか凄い通じ合い度を感じてとってもとっても個人的に嬉しくて、本当になんかよくわかってんなって感じです。ありがとうございます。

ありがとうございます。

で、なんか茉椰ちゃんがお手紙を書いてくれたんですけど、凄い今日私が喋ろっかな、喋りたいなってことをズバズバ書いてくれたので、ちょっとなぞりながらになってしまうかもなんですが、お話を聞いてもらえると嬉しいです。

えっとですね、だいたいこの2年ぐらいですかね、は凄い時間の流れ方が独特だったなって思う期間で。

会えない期間はとってももどかしくて長く長く時間がゆっくり経つようにも感じたのに、でも「あれっ? 今年の夏あったっけ?」みたいにそれぐらいの速さで夏が通り過ぎちゃったりとか、ほんと不思議な感覚を味あわせてもらいました。

でも、なんかだからこそ見えたものとかもたくさんあって。このSKEの現場っていうものに来たことがないって方も応援してくれる方の中にはいて。そういう方がSNSとかお手紙で今までよりSKEを楽しめるコンテンツや時間が増えてくれたから今凄くオタ活のしがいがありますっていうことを遠くから伝えてくれる方がいたりとか。

で、個人的なことだったら1人家でキッチン立って、家族と長電話してる時間みたいな。会えはしないけど「あっ、これって凄い大切なことなんだな」っていう見つめ直す時間というか、そういうのもこの期間は得ることができて、なんか自分には必要だった時間なのかなーなんて思ったりもしました。

で、やっぱりこの今皆さんとマスクしてお顔合わせてる状況下って、きっと誰しも予想してなくて、私もなんか将来の自分のビジョンとかを考えてた時になかったものなんですよ、やっぱり。って考えて、全部が予想外だよなって思ってたんですよ。

でも、最近になってその予想外って凄いいいことにもたくさんいれることなんだなっていうのに気づくことができて。

1年前だったらあの本多劇場さん主催の『DISTANCE』っていう朗読劇に出演させてもらうことが叶ったりとか、あと6期生で単独Zepp、このスパンでやらせてもらえたっていうのも1コ奇跡だなって思うし、自分がSKEで頑張ろうって腹をくくるきっかけをくれるステージを見せてくれた先輩方の卒業コンサートを自分がステージに立って背中を見送ることができて。これ全部全部入った時には考えてもなかった予想外のことの予想外の未来なんですよ。

で、お仕事個人のことだったら将棋だったり二次元だったり歴史だったり地元だったり、で、新しく競馬のお仕事だったり、なんかただ自分が好きを叫んだり好奇心で掘りたいって思ったことをこう思う存分掘らせてもらう時間もこの機会だからこそもらえたし、しかもその場をお仕事としていただけたっていうのは本当に本当に恵まれてることだなって。

で、全部が全部考えてもみなかった予想外のことで、予想外の未来だなーって。

そう考えたら予想外も悪くないし、もう自分25歳だなぁとか、SKEにいてアイドルとしてはもう長いなーとか選抜にも皆さんのおかげで連続で入れていただけることができて。

で、そのやっぱたくさんメンバーがいる中での選抜メンバーだなっていう責任のことだったりとか考えたりとかもしたんですけど、でもそうやって考えて考えて自分でその自分の持ってる可能性だったりとかこれからの未来に蓋をするのはやめようって、そういうたくさんの予想外に気づけたからこの一個決めることができました。

本当に未来って予想外だし、楽しいことが苦しくても苦しくても振り返ったらこれが良かったんだなって思えることがこんなにあるんだなっていうのに気づけて、凄い凄い自分は幸せなんだなと思うことができたかなって思ってます。

皆さんにもその幸せが届いていたら、一緒に楽しめていたら何よりの私の幸せだなと思います。

だから茉椰がお手紙で言ってくれてたんですけど、なんかわがままとは違うんですけど、そうやって自分の可能性に蓋をするのは、自分でやるのはやめようと決めました。

だからこのなんか予想外の事態っていうのが、多分自分自身は凄くメンタル弱い方ではないと思ってるんですけど、それってなんか失敗をしたことを想定してその心の準備までしてるからなんですよ。こうしたらこうしようとか、こうなったらこうしようみたいな石橋を目の前にあったら叩いて叩いて1回全部砕き割って、ここでは壊れるんだって納得して意地でも次の橋を作るみたいな、そういうやり方を、もどかしいやり方を皆さんと一緒にしてきたから。

でもそればっかじゃいけないなって反省できたというか、決めようって思いました。

で、やっぱ先輩としてとかは、んー、お仕事する上では後輩とかスタッフさんとかに「鎌田がいればどうにかなるじゃん」って思ってもらえたらいいなって。

多分あんま背中で引っ張るとかそういうタイプではないので、そうなれたらいいなって3年前ぐらいに言ってたような言ってないような。すいません、適当で。言ってたんですけど、最近そう言ってもらえることもだんだん増えてきて嬉しいなって思いながらも、こう同期や先輩やスタッフさんにはたくさんご迷惑をおかけしつつ、でもそれで甘やかされつつやらせてもらってるので、これからもポンコツですがたくさん甘えさせていただけますと幸いです。すいません。先にもう謝っときます、ごめんなさい。甘えたいなって思います。

で、皆さんにも目一杯甘えたいなって思います。頼みます。(拍手)

お願いします。

ありがとうございます。

で、まぁやっぱ甘えさせてもらってる部分も大きいんですが、そうスタッフさん達とか後輩とかで「鎌田に任せとけばどうにかなるじゃん」って言ってもらえる今が嬉しいなって、そう思ってもらえるようになりたいって思ってだんだんそうなってきたのは嬉しいんですけど、それが頭打ちみたいになってるのが今の自分の壁だなっていうのを一番には感じているのが今です。

だからさっきその自分の可能性だったりに蓋をしたくないって言ったのも、その求められてるライン以上を結果としては出さないと私は本当の意味で応えられてないことだし、多分そこをもう一個頑張れる人になるのが自分自身が超えなきゃいけない壁? アイドルとしてもそうだし、人としても長い長い人生で見ても越えなきゃいけない壁だなって感じてまして。

凄く多分この壁は自分がファンの人と一緒に作ってきた信頼だと思うから、その信頼を超えるのはとてもとても難しいなーと、高いなーって思いながらちょっと今は難しいと思いながらも今日は皆さんとこうやっていればどうにかなるなって思えてる自分がいて、凄くそれがありがたいなと思います。

なのでですね、誕生日を迎えてこれからのアイドル人生は皆さんとその壁を一緒に壊して乗り越えて、時には一緒に走ってくれる、なんなら私の手を引いて前を走ってくれる、特に研究生の私とかそうだったと思うんですけど、そういう皆さんに支えられてのアイドルの鎌田菜月だと思いますので、皆さんと一緒に一緒にたくさんたくさん楽しいことを、今の会えるこの時間を噛みしめながら、でもそれ以上にもっとそばにいられるように精進して参りたいと思いますので、これからもよろしくお願いします。今日は本当にありがとうございました。

(2021年10月21日 SKE48劇場 チームE「SKEフェスティバル」公演)