正直、なんか、悔しくて、消えちゃいたいなって思う時がやっぱりたくさんあって。

自信を持っていてもそれが折れてしまう時が、それが折れてしまう時を経験して自信を持つことが怖くなりました。

だから周りが自信持って踊って歌っている姿が羨ましいなー、いいなーって、何で自分はこんなに考えてるんだろうって思う時もあって。

そんな中、私のことを好きになってくれる人もいたけど、離れて行く人もたくさん見てきたから、なおさら自信がなくなっちゃって。

でも、「自信を持ちな」ってたくさん言ってくださる方がいて。

やっぱそういう人がいなければ私はもういないと思ってて。

後ろに立った時の前への憧れの悔しさもあって、前に立つことによって後ろからの圧だったり、「なんでこいつが」って思われることもあったり。

だから「頑張る」って何だろう、努力って何だろうって思っちゃう時があって。

公演も一番大好きで、一番楽しい時間で、もっともっとやっていたくてたくさん出たかったんだけど、楽しくなくなっちゃった時がありました。

このままステージに立っているのも苦しくて、早く終わればいいのになーって思っている自分も嫌だし、そんなパフォーマンスをしている自分も嫌で。

でも今日ステージに立ったらたくさんの私のファンの皆さんがたくさん手を叩いて、拍手して、サイリウム振って。

こういう世の中だから、なんだろう、声をね、出すことができなくて、会えない時もたくさんあって、もどかしくて苦しいと思うのにたくさんたくさん手拍子とか拍手とかしてくださって凄く今日は楽しかったです。

スピーチ何言おうかなとか思ってて。これを言っちゃえば皆嫌いになっちゃうかなって思ってて。嫌われる怖さを知っているし、嫌われてもいいやって思って行動しててもやっぱり周りの目が気になってしまうので、その心苦しさとかもどかしさとかは人一倍経験していると思うので、こういう、なんだろう、こういうふうに考えている人がいれば私は寄り添ってあげたいなって思うし、私のことをたくさん愛してくださる方にはその分、私も愛を届けられるような人間になりたいなと思いました。

20歳になって半年以上が過ぎてしまった中でもこう生誕祭を開いて、お祝いしてくださる皆さんがいることが本当に嬉しいです。

20歳の年はもう残り半年もないんですけど自信をつけられるように、皆さんにたくさんの愛を届けられるように、NGT48を引っ張っていけるように、自信を持ってセンターに立てるように頑張りたいなと思いました。

ありがとうございました。

あっ、あの、言い忘れた。えっと、いい話だなと思って聞いてくださった方が多分ほとんどだと思うんですけど、あのー、なんと、自動車免許取りました。

あの、ずっと取りたくて内緒にしてたんですけど、やっと今月取ることができたので、それがずっと言いたかったです。以上です、以上。

(2021年7月17日 NGT48劇場 「まみむめも」「ドラサンダイスキミンナオシテネ」公演)