鎌田菜月ちゃん、お誕生日おめでとう。

今回お手紙を書かせていただくことになりました、SKE48チームKIIの高柳明音です。

斉藤真木子「新しいよね、最初に言うスタイル」

2週間前ほど私の握手会に鎌田推しの方がいらっしゃり、「今年の手紙お願いします!」と直接何人かがご丁寧にお願いしにいらっしゃいました。

私はすかさず言いました。「私、なっきぃのこと全然知らない!」(客爆笑)

鎌田菜月「そう。一方的に好きなだけだから」

なんだったら呼び方さえ自分の中で安定していない。「鎌田菜月ちゃん、鎌田ちゃん、なっきぃ」そのときどきで変わるくらいまだ呼び慣れてもない。

でも今回は統一して「なっきぃ」でお送りしますね。

確かに最近は選抜としても少しずつ同じ時間を過ごすことも増えてきたし、一緒にお仕事する機会も前よりはあります。

だけど! 絶対的に! なっきぃの知識がない! (客笑)

おそらく8期、ドラ3はまぁ除いたとして、後輩の中でもトップクラスに謎の多いメンバーです(客笑) 少なくとも私の中では。

でも、二次元が好きなこと、将棋に深く興味があること、ダイエットでキャベツをいっぱい食べてたこと(客笑) そしてこんな私のことをSKEに入ってきた当時から尊敬する先輩にあげてくれていることは知っています。

こんなに深く関わってきたわけでもない、ちゃんとまともに話したこともない私のことを何で尊敬してくれているんだろうとけっこう昔から不思議でした。

私も人間なのでそうやって名前をあげてくれるのは心底嬉しいし、自分の中でも「この子は私のことを好きでいてくれるんだなー、ふふーん」とぐらいには昔からなっきぃのことはそういう目で見てました。そんな深い意味はないです。

自分の中で唯一の出来事。これがきっかけだったのかなーって昔から思ってたエピソードは、6期生が加入してきて最初に一緒に立ったコンサートが確か日本ガイシホールのコンサートで、その時にたくさんのメンバーが一気に卒業したんですけど、そのコンサートのレッスンの時に入ってきたばっかりの6期生を呼んで集めて、「今までSKEを作り上げてきてくれたメンバーたちの門出を祝うコンサートだからね。私たちと同じぐらいの気持ちでっていうのは難しいと思うけど、それだけの思いを込めてパフォーマンスしてほしい。とにかく笑顔で全力でね」みたいなことを話したことがありました。

その時にしっかり目を見て、話を聞いていてくれた1人がなっきぃだったのは凄く覚えてて。

その後からなっきぃの尊敬する先輩として私の名前があがるようになったから、「あっ、あの時、胸を打たれてくれたのかしら、涙」なんて思ってました。

そして、ああいう場でしっかり話を聞いてくれて、私をリスペクトしてくれてるってことは「この子は将来バリバリにSKE48のために周りのみんなの背中を叩いて、時には悩みながらもSKE48に捧げてくれる子かもしれん」と期待していました。

だけどあれから何年? 6年ぐらい経ったけど、なっきぃはずっとマイペースで変わらず、しっかり自分を持った上で活動しているのはもちろん伝わってくるけれど、その場で仕切ったりする姿を特に見ることもなく、人のことを言えませんが、人見知りなところ、二次元オタクにありがちな「独り身が楽」みたいな雰囲気。

これは、あのとき思い描いていたなっきぃの未来像とは違う! (客笑)

なんて思っていたそんな時、最近何かで数人のお仕事があった時、一緒になるきっかけがあって、「尊敬する先輩は?」みたいな話の中でなっきぃは変わらず私の名前をあげてくれました。

そしてこれは何かの理由でそうなったか聞くチャンスだ!と思って聞いたんです。ただそれがあまりにも自分の思っていたきっかけと違ったことがよほど衝撃的だったのか、本当の理由がまともに耳に入ってこず、結果、私が思っていたほうと違ったんや!ということしか残りませんでした。申し訳ない。理由なんだったんだろう。

でも遠くからなっきぃを見ていて、言葉で行動でSKEの中で仕切ったりすることがなかったとしても、自分の大好きなもの、得意分野を増やしてお仕事に繋げていく力、周りに左右されない安定したスタイル、それはとっても大切なことで、そんな背中を後輩たちに見せることは重要で、それが出来ること、本当に素敵なことだと思います。

きっと「頼ってねー」とか「なんかあったら相談してねー」と言っても来るタイプではないと思うので、せめてこの距離感をもう少しでも縮めるためにも楽しいこと、一緒に出来たら嬉しいです。

ちゅり推しごっことかノリノリでやってくれたのは本当に面白かった。意外にふざけてる時は思いっきりノってくれることを知ったので、また何か企みましょう。

あっ、でも去年のユニットコンサートで同じユニットになれたのは嬉しかったし、そのとき私が忙しくてなかなか話し合いや練習に参加できなかった時、おしりんと一緒に積極的に取り組んでくれて、後輩2人のことを見ながら本番成功に導いてくれたこと、やれば出来ることを知ってる。

きっと任されたらちゃんとやってくれる子。これから更に6期7期が要となっていくと思うので、くるべき時が来たらしっかりよろしくね。期待してます。

では最後に。ここまで読んでもらってわかったと思いますが、まだまだなっきぃとの思い出は全然ありません。(客笑)

「感動的なお手紙書けないよー」と生誕委員の人にも言ったけど、「でもそれでもいい!」と強く押されたのでお受けさせていただきましたが、改めて感動的なのを書けなくてごめんなさい。でも書いてて楽しかったです。

なっきぃの更なる飛躍を願って、お誕生日おめでとう。

高柳明音より

(2018年9月3日 SKE48劇場 チームE「SKEフェスティバル」公演)