怜奈へ

15歳の誕生日おめでとう。

今年も生誕祭を開いてもらえて本当に良かったね。

こんなにもたくさんの方にお祝いしてもらえるなんて、少し前の怜奈からは想像できなかったよね。本当に嬉しいね。

ダメダメバブちゃんだった怜奈がもう15歳か。幼稚園の頃の発表会で感動して号泣したのがつい最近のように思うのに、時が経つのは早いね。

お姉ちゃんが15歳になった頃は反抗期真っ最中。怜奈にも嫌な思いをさせてしまってごめんね。凄く反省しています。

怜奈が物心ついた頃からお姉ちゃんは反抗期で、親とのバトルをいつも見ている環境で育った怜奈がどんな子に育つのかパパもママも心配していたみたいだけど、お姉ちゃんを反面教師に凄く素直ないい子に育ってくれて、それはそれでお姉ちゃんの反抗期も役に立ったのかな~と思うようにしています。

小さい頃から「ぎゅーして」が口癖の怜奈のおかげで家では毎晩家族で「ぎゅータイム」というハグ会をするのが日課になっていて、お姉ちゃんも優しい心を取り戻せた気がします。

怜奈は小さい頃からお友達と喧嘩をしたことがなくて、本音を出せているのかなとちょっと心配していました。

昔、家でお友達と遊んでいた時に、怜奈が遊んでいたおもちゃをお友達に取られても、順番を抜かされても、「いいよ」って平気な顔をしていたので、お友達が帰ったあと「嫌な時は嫌ってちゃんと言わなきゃ」って言ったら「別にいいねん、嫌じゃないねん」って言って全く気にしていない感じで、お姉ちゃんとは思考回路が違うんだと思ったのを覚えています。

穏やかで優しい性格やなーって思うことがよくあるけど、そんな怜奈でもNMB48に入ってからは悩むこともたくさんあるようで、泣いている姿や落ち込んだり考え込んでいる姿を見ることがあって、「大丈夫かな」って心配したり、つらそうな怜奈の姿を見ていられなくなる時もありました。

お姉ちゃんには全くわからない世界だから、何て言葉をかけていいのかわからず、ただそばで見守っていることしかできないし、小さい頃、小学生向けの雑誌の読者モデルの応募をお姉ちゃんが強く勧めて、最初「恥ずかしいから」と言って乗り気じゃなかった怜奈と、忙しいママに代わって応募用紙を書いたお姉ちゃんの行動がモデルやアイドルを目指す最初の一歩になっていたかもと思うと責任を感じることもあります。

「私にはアイドル向いてない」って口にしたこともあったけど、次の瞬間には気持ちを切り替えて、また黙々と頑張っている怜奈は凄いと思うし、まだまだ可能性がたくさんあると思うよ。

NMB48に加入してからの怜奈の変化にはビックリしているよ。

色々なことを覚えるのが苦手で、新しいクラスになる度に「この子大丈夫かな」って心配になるくらいクラスのお友達の名前が覚えられなかった怜奈がファンの方の名前やどんな方かしっかり覚えていたり、短い時間でダンス、歌、立ち位置を何曲も覚えたり、食べられなかった野菜を食べれるようになったり、「チョコが食べたい、お餅食べたい」が口癖だったのに色々我慢して毎日運動していたり、闘争心が全然なくてのんびりしている子だと思っていたから凄い努力しているのを見てビックリしているし、かっこいいなと尊敬もしているよ。

コンサートでキラキラした怜奈を見せてもらったり、嬉しいことがあった時はママと3人で喜んだり、暗い時期もあった岡本家をワクワクドキドキさせてくれてありがとう。

お姉ちゃんには想像もつかないような色んな思いや感情になることもあると思うけど、これからも怜奈らしく楽しく活動していってくれることを願っています。

最後になりましたが、お忙しいなか準備をしていただいた生誕委員の皆様、寒いなか劇場にお越しくださった皆様、配信をご覧の皆様、スタッフの皆様、琴様、結夏ちゃん、今日は素敵な生誕祭を開いていただいてありがとうございます。

そして怜奈のことを見守り、支えてくださっている皆さん、本当にありがとうございます。落ち込んだり悩んでいる時、ファンの皆さんからの言葉で立ち直ったり、元気になっている姿を何度も見ています。これからも怜奈のことをどうぞよろしくお願いします。

姉より

(2021年1月9日 NMB48劇場 岡本怜奈生誕祭)