くるみへ

お誕生日おめでとう。

くるみのお誕生日を生誕祭でお祝いするのは実は久しぶりで、お手紙も初めて。とても緊張して書いていますが、想いを込めるつもりなので聞いてね。

あなたに初めて会った日に、初めて見た時に私はすっかりあなたの虜になってしまいました。

自分も参加者のはずの二次審査で、私の向かい側に立っていたあなたはその時からアイドルで、私はずっと目が離せなかったのを覚えています。

「推しを見つけた、この子を応援したい」って、その日から今日までずーっとファンだよ。もちろんこれからも。

人見知りの私はレッスンが始まってからもなかなか話しかけられなくて、あの部屋の中でキラキラ輝きながら踊るあなたを見ながら仲良くなることを諦めていました。

それでもいつの間にか私たちは仲良くなっていて、ずーっと一緒にいたり、ときどき噛み合わなくなって離れたり。そんな毎日でしたね。

「ここにだって天使はいる」公演。本当にあなたにぴったりの公演だと思います。同じステージに立っていて悔しくなるくらい、私はこの公演で踊るあなたが好きです。

ダンスが上手すぎてダンスがピックアップされがちですが、私はあまあまで可愛過ぎる表現もとにかく好きなので、とっても幸せです。

同期としてくるみを見ている時、素直で、ちょっと意地っ張りで、頑張り屋さんなくるみが愛おしい反面、時々不安になります。完璧主義で、いつだった高みを目指していて、あなた自身が一番あなたに厳しいから、外からも内からもかけられるプレッシャーにいつか潰されてしまう日が来るんじゃないかって。

完璧主義もくるみのいいところだから「やめたほうがいい」とは言わないけれど、時々はアイドルの竹本くるみから少しずれてしまったくるみを切り捨ててしまわないで、そんな自分自身も愛してあげてください。吐き出したい何かがあったら隣にいる誰かに聞いてもらってください。

私もいつでも聞いてあげたいけれど、もうずっと隣にはいられないから。でも電話してくれたらすぐ出るし、お休みの日にすぐ会いに行くから遊びに行こうね。

これからは一ファンとして、友達としてそばにいさせてください。

ずっと私の一番のアイドルでいてね。

大好きだよ。

幸せがたくさんの1年になりますように。

改めまして、お誕生日おめでとう。

村上和叶より

(2023年2月22日 西日本シティ銀行 HKT48劇場 チームKⅣ「ここにだって天使はいる」公演)