こはちゃんへ

こはちゃん、2年半お疲れ様でした。

1人で何もできないこはちゃんがよくここまで頑張ったね。

寒い冬の日、1人でキャリーケースを引き、横断歩道を渡るこはちゃんを今でも鮮明に覚えています。

あの時「行くのを止めなさい」と言っていたらこの子はつらい思いをせず済んだのかと何度も何度も思うことがあります。

この2年間色々なことが起こりましたね。それでも誰にも言わず笑顔で公演に立つこはちゃんが本当にかわいそうで、全てをなくしてでもこの子を救ってやりたいと思うのと同時に、それでも公演に出ると言ったこはちゃんを見て「こんなに強くなったんだ」と少し嬉しく思ったのを覚えています。強くなったね。

本当に悩み、つらい日々を送っていると知り、様子を見に部屋へ行った時、干してある洗濯物を見て胸が締め付けられるほど苦しくなったことがありました。

あの子はどんな気持ちでこの洗濯物を干したんだろう、どんな気持ちでここで1人でご飯を食べているんだろうと悲しくて仕方なかったのを覚えています。

あのつらかった時、大好きな谷さんがいつもそばにいてくれましたね。あの時はただ憧れの先輩という遠い存在の谷さんが仕事が終わると一緒にいてくれましたね。谷さんがいなかったら昇格することもなくSKEを辞めていたかもしれないね。谷さん、本当に色々ありがとうございました。

色々破天荒なことをしたのに「こはちゃんらしい」と変わらずずっと応援してくれた優しいファンの人たちもたくさんいましたね。「こはちゃんは好きなことだけやってればいいんだよ!」と言ってくれるなんて、こはちゃんは本当に優しいファンの方達に恵まれたね。

こはちゃん、本当にSKEに入って色々な経験ができたね。幸せだね。

そして私から御礼を伝えたい方がたくさんおります。

ファンの皆様、拙い娘を今までこんなに可愛がってくださって本当にありがとうございます。娘から皆様のお話をたくさん聞かせてもらっておりました。握手会が終わる度、凄く嬉しそうに話してくれ、時には涙を流しながら皆さんの体調を心配し、ファンの方の優しさを話してくれることもありました。家族以外の方がここまで娘のことを大切に思い、優しくしてくださったこと、自信がなく悩みがちな娘には大切な宝物になったと思います。本当に今まで心から娘を可愛がってくださってありがとうございました。

高須先生、娘を気にかけ可愛がってくださってありがとうございます。自信のない娘にとって大切な自信の一つだったと思います。残り少しですが変わらず応援してあげてください。先生、本当にありがとうございました。(拍手)

運営の方、いつも娘を気にかけてくださり、大切にしてくださったこと、心から感謝いたしております。今まで活動させてあげられたのも皆様のお心遣いのおかげだと思っております。今まで本当に大切にしてくださいましてありがとうございました。

メンバーの皆さん、今までこはちゃんと仲良くしてくれてありがとう。こはちゃんはきっとみんなと離れたくないと思っていると思います。ずっと先輩といたい、先輩とみんなと離れたくないから辞める勇気がないとよく言っていました。ここには書き切れないほどたくさん優しくしてもらった話を聞きました。皆さん本当にたくさんの思い出をありがとう。残り少しだけど仲良くしてあげてください。よろしくお願いします。

こはちゃん、本当に素晴らしい人生を生きていくことができて本当に幸せだね。たくさんの人に愛され大切にされたこと、決して忘れずずっとずっと幸せでいてください。約束だよ。

皆様、今まで本当に本当にありがとうございました。娘が悲しまぬよう、どうか皆様お体にお気をつけ、誰1人病気にならぬよう元気で幸せでいてください。本当に娘のために今までありがとうございました。

こはちゃん、よく頑張ったね。お疲れ様。お家に帰っておいで。

ママより

(2019年4月25日 SKE48劇場 チームE「SKEフェスティバル」公演 白雪希明 劇場最終公演)