愛する美来へ

みぃちゃん、17歳のお誕生日おめでとう。

17年前の今日、美来は元気よく産まれてきてくれました。ママを2人の女の子のママにしてくれました。

ママは美来がお腹の中にいた時、悩んでいたことがありました。それは美来が産まれてくるまではママの中で先に生まれたお姉ちゃんが全てにおいて一番であり、一番愛していて大切だったからです。

ママは2人の子供ができたらこの気持ちが半分半分になるんかな?とか凄く考えて、悩んでいました。

でもね、美来が生まれて、その不安は一瞬で吹っ飛んだよ。

それはね、今まで一番は「1つ」とか「1人」って思ってたけど、一番が「2つ」できて、「2人」になったこと。麗来のことも美来のことも一番愛していて、一番大切で、一番が2つに、2人になっただけで半分半分になんてならなくて、こんなにも愛おしくて大切な子供が2人いてくれてママは本当に幸せです。

美来は赤ちゃんの頃、人見知りが凄くて、ママ以外の人は絶対にダメで、いつもずっと片時も離れることができない子でした。

幼稚園では大人しくて大丈夫かしら?といつも心配していました。

冬に自転車で幼稚園に行くと、ほっぺがしもやけになって、ビックリしたこともありました。

コマなし自転車もスイスイ乗りこなし、小学生になると一輪車も乗りこなし、ママは一輪車に乗れる人はサーカス団の人だけだと思っていたので美来とお姉ちゃんが一輪車を乗りこなす姿を見て「サーカスいけるやん」って勝手に思っていたことを思い出します。

中学生になり、中学3年間走り高跳び学年1位の記録を出したり、こう見えて美来はブラインドタッチが得意で学年1位をいただいたり、本当にのびのびと明るく元気に成長していたので、まさかNMB48の一員になるなんて夢にも思っていませんでした。

今だから言えますが、「ダンスが苦手」と言いましたが、苦手どころではなく、頭を抱えるほどでした。

けれどダンスの先生から言われた言葉「NMB48に入った限りプロなんやから、できひんとかできるとか関係ないねん」と言われた言葉を胸に頑張ったね。

やるしかないことも、努力して乗り越えるしかないことも、誰にも代わってもらえないことも、自分自身しかできないことも、美来はひたすら頑張ったよね。毎日毎日必死だったよね。

この1年で全チーム公演に出演させていただくことになり、たくさんのポジションも覚えさせていただいて、今年6月22日、公演出演回数50回を迎え、4ヵ月後の10月21日に公演出演回数100回を迎えさせていただけたね。

毎日SHOWROOMをしているみぃちゃんねるも600回を迎えることができたのも応援してくださるファンの皆様がいてくださったからこそであり、決して美来1人の力でできるものではありません。日々感謝し、精進し、努力してね。美来は1人じゃないのよ。

素晴らしい先輩方や同期、後輩、皆がいます。悩み苦しんでいる時、もう無理だと思った時、キャプテンのこじりんさんや夢莉さんに声をかけていただき、心が救われ、いま美来はここにいます。

キラキラ華やかで、楽しいことだけじゃない。その裏にはつらいこと、苦しいこと、悔しいこと、挫折もいっぱいあるでしょう。美来がいつも言っている言葉「昨日より今日、今日より明日」この言葉を胸に日々努力、成長してほしいです。

美来はまっすぐで、純粋で、芯の強い子です。一度決めたらやり通す子です。

今日はお誕生日なので特別にみぃちゃん褒めたいと思います。

ママは美来にはのびしろと可能性があると思います。美来の笑顔は周りの人を元気にする力があります。不器用だけど何事も一生懸命で、努力すれば、頑張ったら不可能なことなんて何ひとつないと教えてくれました。

ドラフトを受けたいと言った美来にママが贈った言葉「精一杯頑張りなさい」。ママはあの頃と同じ、今もいつもそう思っています。

本日は本当に素敵な生誕祭を開いていただき、生誕委員の皆様ありがとうございます。スタッフの皆様、いつも美来がお世話になり、ご指導いただき、ありがとうございます。これからもどうぞよろしくお願い致します。メンバーの皆さん、美来のことを今後ともよろしくお願いします。

そしていつも美来を応援してくださるファンの皆様、本当にありがとうございます。劇場で一緒にお祝いをしてくださった皆様、モニター観覧、DMMをご覧の皆様、本当にありがとうございました。

最後に美来、生まれてきてくれてありがとう。17年前も、そして17年後の今もそう思っています。

ママちぇるより

(2019年12月10日 NMB48劇場 山本彩プロデュース「夢は逃げない」公演)