成人おめでとう。
少し思い出話を書きたいと思います。
小さい頃からわんぱくだったけど、手のかからない子でした。
3歳の頃、ワカサギ釣りに行った時、まだ小さいから餌をつけずに釣竿を持たせたら、これでもかと頬を膨らませて静かに竿を睨んでいた顔が忘れられません。あの時はごめんね。
学校から帰ると、テレビでうるさい部屋でも黙々と宿題をする、その集中力が今では苦手だったダンスを得意なダンスに変えることができたのだと思っています。
14歳の夏、急に離れて暮らすことになり、新潟からの帰りの車でずっと泣いていた麗菜の顔を忘れたことはありません。
寂しいけどアイドルのお親という貴重な経験をさせてくれて、今では感謝してるよ。ありがとう。
あまり弱音を吐かない娘が悔しくてたまに見せる涙には考えさせられることがたくさんあります。親だからこそ話せることもあると思うし、いつでも何でも相談して欲しいと思っています。
色んな経験をさせていただいて成長していく姿を見ていると、新潟に送り出して、NGT48として活動できて良かったなと思います。
博多座の舞台では先輩方にも「今回一番頑張っていたと思うよ」と声をかけていただいたことを聞いた時はとても誇らしかったです。
初めてセンターとして選ばれたカップリング曲「泣きべそかくまで」は家族皆で大喜びでした。
夢しな公演ではセンターポジションの大役で、立派にパフォーマンスしている姿を見て、ママはいつも泣きながら見ていました。
それから突然LINEが来ることがあるのですが、「何かをこぼした、火傷した、洗濯機壊れた、口内炎が痛い」などなど仕事の悩みではなく日常の悩み事で一番頼ってくれると思うと嬉しいです。
SHOWROOMの毎日元気な顔を見れて安心しています。アバターは秘密です。
負けず嫌いで真面目すぎて何事も全力で挑戦する麗菜をこれからも応援させてください。
最後に。ファンの皆様、スタッフの皆様、メンバーの皆様に感謝の気持ちを忘れずに悔いの残らないように活動してほしいです。いつもお世話になり、ありがとうございます。またお忙しい中、準備をしてくださった生誕委員の方々、本日は娘のために素敵な生誕祭をありがとうございます。これからも温かく見守ってくれると幸いです。
父より
(2021年7月20日 NGT48劇場 「山田の隣(ここ)空いてますよ」「十人十色」公演)