そうですね、なんかこう卒業コンサートから卒業まで2ヶ月も空くと思わなくて。ね、こう何を言おうかなって凄い考えたんですけど、やっぱ劇場公演本当に大好きやったから今日はいつも凄いいっぱい考えてくる私だけど、なんかこう何も考えずに体だけで来てみようって思ったんですけど。

なんかこう10年前ここで初めて公演をした時の景色って今でも凄く覚えてるんですけど。そこからこう色んなことを経験させてもらって、悩むことも凄く多かったし、ぶつかることも凄く多かったけど、この劇場でファンの皆さんに会うと凄く安心したし、なんかその時の自分に、その時の自分はなんか、なんやろう、ここに立つとその時その時で、なんか自分にとってここは凄く景色が変わるというか、劇場はいつも私をなんかこう原点に戻してくれて、どんなお仕事、本当に色んなことさせてもらったし、アイドルのお仕事以外にも特に後半はたくさん経験させてもらったけど、私はこうやってステージに立ってアイドルをしてる時間が一番好きでした。

でもそれは、なんかこう王道じゃないアイドルの路線を行った私を皆さんが凄く応援してくれたし、自分なりの形で総選挙も戦ってこれたと思うし、そういう皆さんとの絆があったから自分がアイドルであることにいつも自信を持つことができました。

たくさんたくさん色んなお仕事経験させてもらって、メンバーの皆に伝えたいのは本当にアイドルのお仕事は何回も言うようやけど色んなことに繋がると思うし、ね、本当に劇場公演も最近なかなかできなくて久しぶりにここに立つと劇場ってあったかいなって凄い思ったし、私もこの1年ほんとはもっと公演したかったなって今日凄く思いました。

それだけがちょっと心残りだけど、でも今のこの形であれ、メンバーはこの劇場をずっとずっと大事にしてほしいなって思うし、今だからできる形をとって劇場公演をたくさんやって欲しいなって今日久々にこのステージに立って、勝手に思いました。

だからここをずっとずっと守ってってほしいなって思うし、いつもここはほんとに私にとってホームになったから皆にとってもきっとそうやと思うし、外でどんだけ失敗してもここに帰ってきたら受け入れてくれるファンの人がいたからいっぱい守ってってください。

そして、えーと、本当に正直寂しいです。やっと実感してきたなって感じがします。

今日ここ劇場に入っても「また明日からも来れるんじゃないかな」とか「こうやってマイク持ってステージ立てるんじゃないかな」とかいっぱい作ってもらった衣装もまた着たいなって思うくらい、自分で決めた卒業のはずなのに凄く寂しいのはファンの皆さんやメンバーの皆、そしてスタッフの皆さんのこと、NMB48が本当に本当に私にとって大好きで一番の宝物でした。

この先これ以上自分が夢中になって真剣になれて大好きになれるものに出会えるのかなって正直自信がないくらい大好きで、寂しいんですけど、でもNMB48がいっぱい教えてくれたことが私の自信に本当に繋がってるので、NMB48ぐらい好きになれるものは多分次はコスメプロデュースだと思うから(笑)、次はこれに全力を注いで、そうですね、1人の女性として「アカリン大成功やな」って思ってもらえるように今日ここを旅立ちたいと思います。

皆さん、10年間本当にありがとうございました。

(2020年12月21日 NMB48劇場 吉田朱里 卒業公演)