いつも応援してくださっているファンの皆様へ

今日のために劇場まで足を運んでくださった皆さん、そして配信でこの生誕祭をご覧いただいている皆さん、今日はこんなに素敵な生誕祭を開いてくださり本当にありがとうございます。

こんなに多くの方が私のことを見つけてくださって、応援してくださって、お誕生日をお祝いしてくださって、本当に本当に嬉しいです。

今日のために生誕祭実行委員の皆さんがたくさんたくさん準備してくださったのも知っています。いつもたくさんの愛をありがとうございます。

「私の夢は昔、自分がHKT48に元気をもらったように、自分もHKT48のメンバーとして誰かに元気を与えられるような存在になりたい」と、オーディションの時から言い続けてきました。

ファンの皆さんが、私がステージに立つ姿だったり、歌って踊ってパフォーマンスする姿を見て元気をもらっているという言葉が何より嬉しくて、その言葉1つ1つが私の元気の源になっています。皆さんが思っているより私は皆さんに日々助けられています。本当にいつもありがとうございます。

それ以外にも過去にコンプレックスを抱いていた自分の見た目や身長、この低い声や大きな手など、HKT48に加入してから皆さんが褒めすぎ!ってくらいたくさん褒めてくださるようになって、昔コンプレックスだったところが自分の好きなところに変わりました。

女の子らしくないという言葉に悩まされていた私が、それを受け入れて、自分のことを好きになれるようになったのも、私を肯定してくださる皆さんのおかげです。

声は低いし、身長は高いし、アイドルなのにかわい子ぶるのも苦手です。

今後握手会が再開されるとしたら、きっと皆さんより大きな手で皆さんの手を包み込むことになります。そんな私でも好きでいてくれますか?

※客「はーい!」

ありがとうございます。ありがとうございます。ありがとう。

いつもたくさんの愛で私のことを受け入れてくださる皆さんを私も大きな愛で応えます。

普段はあまり言わないけれど、私は皆さんのことが本当に大好きです。

※客「オレも!」

ありがとう。ありがとう。

HKTに加入してから約1年が経ち、特に心に残っている思い出が2つあります。

まず1つ目は幕張メッセで行われたHKT48・11周年コンサートの時のピアノ演奏です。

この日のピアノ演奏で私のことを知ってくださった方は多いと思います。

6期生のお披露目では一番端のポジションにいた私が初めて抜擢されて、たった1人であの大きなステージに立って、ピアノを弾くというチャンスをいただきました。

私は音楽も楽器を演奏することも大好きですが、得意ではありませんでした。

3歳から習い始めたピアノですが、年齢が上がっていくにつれ自分のピアノを演奏する才能のなさに失望し、私が中学校に上がった頃、勉強が忙しくなったことを言い訳に私はピアノをやめました。

そんな中、HKTに加入して、コンサートで1人でピアノを演奏することが決まった時、最初は「私のせいで今回のコンサートが失敗してしまう」とまで思っていました。

それでも私に期待してくださったことが凄く嬉しかったし、1人でステージでパフォーマンスをするというチャンスをいただいたからにはできるところまで死ぬ気でやろうと決め、楽譜が渡されてから約1ヶ月間毎日ピアノ漬けの毎日を過ごしました。

久しぶりのピアノ演奏、そして約1ヶ月という短い期間で曲を完成させるのも初めての経験で、やっぱり私には無理だと諦めそうになった時もありましたが、無事コンサートではピアノ演奏を成功させることができました。(拍手)

ありがとうございます。

たくさんの方に褒めていただいて、たくさんの方に私のことを知っていただけて、私にかけていただいていた期待に応えられた気がして凄く嬉しかったです。

2つ目はHKT48栄光のラビリンス「天神ドーン!広告選抜リクエスト大会2023」にて第2位という順位をいただけたことです。(拍手)

ありがとうございます。ありがとうございます。ありがとう。

この企画が開催されると知った時、挑戦してみたい気持ちはもちろんあったけど、自分に順位という数字がつき、自分の実力が、人気がわかってしまうような企画に参加するのは正直凄く怖かったです。それでも勇気を出して立候補して良かったと今では心の底から思っています。

期間中、皆さんが毎日告知してくださったり、周りの方に声をかけてくださっているのを見て、こんなに多くの方が私のことを応援してくださっているんだと改めて実感することができましたし、感謝の気持ちでいっぱいになりました。

初めてファンの皆さんと一緒に一致団結して、1つの目標に向かって協力し合えて、皆さんとより絆が深まった気がして凄く嬉しかったし、凄く楽しかったです。

改めてこの企画に協力してくださったファンの皆さんへ。本当に本当にありがとうございました。(拍手)

初めての生誕祭ということで少し昔の話をさせてください。

小さい頃から何不自由ない平凡な毎日を送っていた私。約4年前、病気を発症してから私の人生は大きく変わりました。

朝起きて、学校へ行って、友達と遊んで帰る生活から、ベッドから起き上がることができず、ほぼ寝たきりの生活へと変化しました。

今でも時々「体がもっと動いたら」とか「もっと体力が続いたら」とか思うこともあるけど、HKTに加入してから信じられないぐらい症状は回復したし、不自由なく生活できて、こうして今劇場に立っているだけで私は幸せです。

病気のせいで青春を謳歌することができなかった分、私の人生の青春のすべてをこのHKT48に捧げたいと強く思っています。

歌もダンスも何も経験がなく、何か突出した才能や特徴がない私にとって、神奈川から福岡へ住む場所も変えて、戦いばかりの世界に足を踏み入れることはとても勇気がいることでした。

それでもこんな私を温かく受け入れてくださったメンバーやスタッフの皆さん、そして何よりいつも応援してくださっているファンの皆さんがいるから私は今ここにいます。本当にありがとうございます。

HKT48加入当時、それまで人と関わらずに生きてきた私は誰かと会話することさえ怖がっていました。

「メンバーと必要以上に仲良くなる必要はない、悩み事があっても相談相手なんかいらない、全部1人でこなしていこう」なんて尖った考えを持っていた私を変えてくれたのは同期の皆でした。

6期の皆はオーディションの時からライバルであるはずの私に優しく手を差し伸べてくれて、こんな私を仲間に入れてくれて、相談にも乗ってくれて、一緒に笑って、時には一緒に泣いてくれる。毎日楽しく活動することができているのは皆がそばにいてくれるからです。

今でも皆のことは良きライバルだと思っているけれど、昔みたいに「自分1人が」という考えではなく、「この子たちと一緒に全員で上を目指したい」と思うようになりました。

こんなに素敵で優しい人たちに出会えて幸せです。いつもありがとう。(拍手)

そして最後に家族へ。

まずは私をここまで育ててくれてありがとう。

そしてHKTのオーディションを受けることを許してくれて、応援してくれてありがとう。

今までたくさん迷惑かけて心配させちゃってごめんなさい。

私が福岡に来たことで家族離れ離れにさせちゃってごめんなさい。

皆、私のことを恨んでるかな?って思った時もあったけど、そんな悩み吹き飛ばしちゃうくらい神奈川の実家に帰った時には毎回笑顔で温かく迎え入れてくれて、テレビに出演した時やCMに出演した時、ラジオ番組のレギュラーに選ばれた時、栄光のラビンスの広告選抜リクエスト企画で2位という順位をいただいた時、家族皆で喜んでくれてありがとう。

私はHKT48に入って良かったって、幸せだって心の底から思ってる。だから家族の皆にも「娘をHKT48にさせて良かった」って、「自慢の娘だ」って思ってもらえるように頑張るね。いつも支えてくれて、ありがとう。

長くなってしまいましたが最後に改めて皆さんへ。

これだけたくさんのアイドルがいる中で私を選んでくださって、応援してくださって、本当にありがとうございます。

応援してくださる皆さんにとって誇りに思えるような存在でいたいです。

私はとにかく歌って踊ってパフォーマンスすることが大好きなので、たくさん劇場公演に出たいし、たくさんステージに立ちたいし、外イベントにもたくさん呼ばれるような人にもなりたいです。

私のパフォーマンスが誰か1人でも心に届いて少しでも元気や癒しをお届けできたら嬉しいです。

17歳の梁瀬鈴雅もよろしくお願いします。

今日は本当にありがとうございました。

(2023年6月29日 西日本シティ銀行 HKT48劇場 パジャマドライブ公演)