ちょっとお時間いただいて、お話させていただきます。

HKT48に加入して約7年とちょっと。17歳から24歳になってました。

高校3年生の私にとって人生で一番の決断がオーディションを受けることでした。

はじめは未知の世界に放り出された感覚でいたんですけど、今日までたくさんの素敵な出会いがありました。

一緒に汗を流して切磋琢磨しあったメンバー。どんな私も受け止めて声援送ってくれたファンの皆さん。支えてくださるスタッフさん。周りを見れば大好きな心強い人たちに囲まれていました。

もうダメかもって思った時も、そんな落ち込んじゃう時もあったけど、そんな時に「こういう道もあるよ、こういう考え方があるよ」って手を差し伸べてくれたのはファンの皆さんでした。

挑戦することって「怖い」とか「もし失敗したらどうしよう」とかマイナスな感情がつきものだけど、挑戦することって「ワクワクするな」とか「新しい自分が発見できるかもしれない」って、そんな明るい気持ちで一歩を踏み出せたのもファンの皆さんのおかげです。

だから7年間を振り返った時に、やり残したことが全くなくて。むしろ「あー、あの時、自分でやってみよう」って、そうやって動けたことが良かったなと思うことがたくさんあります。

さっきもちょっとね、あったけど、小田彩加らしく、ありのままで飾らずにいられたのもファンの皆さんと信頼関係があったからだと思ってます。

そうですね、もう全てファンの皆さんのおかげで私はここまでこのステージに今立ってて、今私があるのは皆のおかげです。心から感謝しています。

明日からは歌って踊ってパフォーマンスで元気にさせるアイドルとは違う形になるけど、皆さんの心に彩りを加えられるような、そんなお仕事ができたらなと思っています。

今までたくさんの愛をくれてありがとうございました!

皆の顔見ると「あー、懐かしいな」とか「えー? こんなに久しぶりに。忘れてなかったんだ、来てくれたんだ」っていうのもあって、皆の距離も意外とわかったりして、「あっ、関東の方だ」とか目に入ると凄く嬉しくなります。

そうですね、ぎゅってこのスピーチの時間にまとめるのってほんとに難しいんですけど、私は今とっても幸せだなという気持ちでいっぱいになってます。

(2023年8月8日 西日本シティ銀行 HKT48劇場 チームH「目撃者」公演)