そうですね、「この道」の曲中でもお話しした通り、14歳の頃から、まだ右も左もわかんないような、世間知らずな子供の頃からずっと立ってきて、毎日のように公演をしていた場所なので、今日ステージから去るというのは今でも少し信じられないような不思議な気持ちです。

メンバーに向けてのメッセージも言ったんですけれども、やっぱり48グループの特徴じゃないですか、専用劇場を設けて公演をやるっていうのが。

それで、凄く、それに凄く救われたというか育てられたなっていう感覚が自分の中ではあって。

あの、なんだろう、失敗したりとか、MCで滑ってしまっても凄く温かく見守ってくださるファンの皆さんが私たちにとってはとっても強力な味方だなっていう風に思っていましたし、でもメンバー達にはやっぱりそれに甘んじることなくより良いものを届けようっていう意思で頑張って欲しいなと思っていて。

ここは失敗しても許される場所だけど、失敗するための場所ではなくて絶対に。成長するための劇場であるという風に思っているので、そのことをしっかりと覚えてこれからも頑張って欲しいなって。まぁ私が言えた義理ではないんですけれども、そういう風に思っています。

そしてファンの皆さんには本当に感謝しても感謝しきれなくて。

「私と一緒に過ごした日々が青春でした」って言ってくださったり、言葉通り学生時代から、小学校のとき応援してくれてた子が高校生になってたりとか、年上のファンの方も「もう1回青春を思い出させてくれてありがとう」とか本当にいい言葉をたくさんいただいたので、私はあまりなんか人との関わりを深く持てるタイプではなかったから、こうやってなんか絆みたいな、目には見えないものをこうやって信じさせてくれるファンの皆さんっていうのは凄く偉大だなっていう風に、こういう関係性があるんだ、アイドルってなんか右も左もほんとにわかんなかったけれども凄く素敵なものだなっていう風に、ファンの皆さんとの関係性を通じて一番にそれを思うことができました。本当にありがとうございます。

1期生はやっぱり、なんかね、ずっと切磋琢磨してきた仲間で、それぞれ過ごした時間とか見てきた光景とかは皆違うと思うけれども、こうやってなんだかんだの機会で揃うとやっぱり「最強だぞ」っていうところを見せられたんじゃないかなっていう風に思います。

まだまだ、劇場は最後になりますけれども、29日のコンサートまで突っ走ってアイドル人生を全うしていきたいと思っていますので、応援よろしくお願い致します。

(2021年5月23日 西日本シティ銀行 HKT48劇場 チームKⅣ「制服の芽」公演)