私が加入したのは2014年4月3日、12歳の時で、まだ中学校1年生入学する前の私が入ったんですけど、本当にAKB48がほんとに大好きで。

私が好きになったのが小学校2年生くらいの時で、たまたまテレビで見たアイドル板野友美さんだったんですけど、そこからハマって、「こんなアイドルグループがあるんだ」って思って。

そこから、別にアイドルなんて興味なかった、あまり人に興味がなかった私だったんですけど、そっから凄いテレビで見るようになって。何か嫌なことがあったりとかつらかったり元気がなかった時でもいつも録画してるAKBが出てる番組を見て、つけて、元気をもらって。

そんな存在だったグループのオーディションがあるということで、ちょうど年齢制限もなく受けれるということで初めて受けて、このAKB48チーム8というグループに合格して入ることができて。

最初はあまり、何だろう、憧れのグループに入れたことの嬉しさがあったんですけど、何も当時わからなかった中学校1年生の私は、なんだろう、人にいっぱい甘えちゃったりとか迷惑かけちゃったりとか。全然わかんなかったんで当たり前のことも凄くできなくて怒られたりとかしてて。

でもこのチーム8、AKB48に入ったから学んだことも凄くいっぱいあったし、こんな素敵な仲間にも、スタッフさん、ファンの皆さんにも会えたし。

私が見てたキラキラだった世界は、入ってみるとキラキラの裏には皆の努力がいっぱいあるってことがわかったし、そんな中でも私は努力の仕方が、どうやって頑張ればいいんだろうっていうことが本当に全くわからなくて、皆はどんどん前に進んで行くけど私は置いてきぼりになっちゃって、上手くいかない時もあったんですけど、そんな時でもこうやってメンバーが支えてくれたりとかファンの皆さんが支えてくれたりとか。

楽しいことだけじゃもちろんなかったんですけど、ほんとに自分が好きだったこのグループに入れて、いっぱいAKBの歌をうたえて、こんなに素敵な衣装が着れて、ファンの皆さんと出会えて私は本当に幸せ者だなと、この7年4ヶ月とっても、えー、感じました。

今度は違う道をやりたいなと決めたことがあったので違う道を進みますが、もっとこのグループでいて、私が未熟だったがゆえに全然うまくできなかった経験とかをいっぱい学んだので、それを活かして次は私らしくもっと頑張れるように、私もチーム8の皆が頑張ってる姿を見たらもっと頑張ろうっていう気持ちになれるので、それもあって卒業を今回は決めたので、皆も別の道で頑張ってると思いながら、私も自分らしく頑張って、なんだろう、皆に追いつけるようになりたいなっていう風に思います。

ほんとにここまで7年と4か月、本当に私がちっちゃい時から応援してくれたファンの皆さん、本当に本当にありがとうございます。

そして次が最後の曲になるんですけど、この曲は私にとって凄く大事な曲で、私の原点でもある曲です。

この曲はオーディションで歌った曲で。オーディションで歌ってこの曲で合格して入ったけど、今までのAKB48人生の中で一度も歌ったことがない曲です。

でもこの日のためにきっと歌わなかったのかなって思います。

私の始まりの曲でもあって、私の終わりの曲でもあります。

そんな曲を最後に披露したいと思います。

※続いて「Waiting room」披露

(2021年7月27日 AKB48劇場 チーム8・湯浅順司「その雫は、未来へと 繋がる虹になる。」公演)