怜奈へ

16歳のお誕生日おめでとう。

15歳はどんな1年になりましたか?

この1年、家庭環境が少し変わって、お母さんが家を空けることが多くなってしまったので玲奈にはたくさん家事の負担をかけたり、寂しい思いをさせてしまったね。

以前はできていた送り迎えも全然できなくなったし、晩御飯の用意ができていない時でも「全然大丈夫だよ。何か適当に作って食べとくね。ママ頑張って」って笑顔で言ってくれるけど、1人で晩御飯を作って食べるのはきっと寂しいだろうなと申し訳なく思っています。

それからお母さんやお姉ちゃんがしんどい時や、いっぱいいっぱいになっている時とかには「大丈夫だよ、ぎゅってしてあげる」っていつも両手を広げて言ってくれて、問題は全然解決しなくても怜奈の「ぎゅっー」に凄い癒されるし、救われているよ。ありがとう。

昨年は色々我慢させてしまったので、そろそろ反抗期が来るのではないかなってちょっとドキドキしながら待ち構えているよ。いつでも受け止める準備はできているからね(笑)

15歳は本当に素敵な経験をたくさんさせてもらったね。

幼い頃から声が小さくて、恥ずかしがり屋で、すぐ人の後ろに隠れちゃうような子供だった怜奈が大阪城ホールの大きなステージで大声でキレる演技をしている姿を見た時はビックリして感動したし、コンサートや公演、ミュージックビデオや配信番組でキラキラしている姿や頑張ってる姿をたくさん見せてくれてありがとう。

嬉しいことがある度にファンの方からの優しい言葉をSNSで見つけて、その度に嬉しさが何倍にもなって感謝の気持ちでいっぱいになったね。

ナンバトルの時にはファンの方やメンバーさんの他にも、メンバーさんのお母さんが褒めてくれていたと聞いて本当にたくさんの方に見守ってもらえてるんだねって嬉しくなったよ。

W1N-Cの一員になってナンバトルを戦うことになった時、最初は凄く不安そうだったけど、皆の足を引っ張ってしまったら駄目だからって家でも一生懸命練習している姿を見ていたから、良い結果になった時も残念な結果になった時も心から喜んだり本気で悔しがっているのがよくわかったよ。本当にいい経験をさせてもらったおかげで凄く成長させてもらえたね。

活動していると嬉しいこと、楽しいことだけじゃないと思うし、加入して4年目になり高校生にもなったことで怜奈なりに焦りや不安も大きくなってきているように感じることもあります。

限界を感じたり、弱気になってることもあると思うけど、当たり前が当たり前じゃないってことを実感する世の中で様々な活動をさせてもらえて、好きなことをさせてもらえることに感謝して一歩ずつでも前に進んで目標や夢に近づけていけるように、頑張る姿をこれからも見守っているね。

最後になりましたが、年末年始のお忙しい時間に準備していただいたファンの皆様、寒いなか劇場にお越しくださった皆様、配信をご覧の皆様、スタッフの皆様、メンバーの皆様、今日は娘のために素敵な生誕祭を開いていただきましてありがとうございます。

そしていつも怜奈のことを応援してくださり、支えてくださっている皆様、本当にいつもありがとうございます。

活動をしていく中で親の言葉よりもファンの皆様の言葉が救いになったり、励ましになっていると思います。これからも怜奈のことを見守っていただけますようにどうぞよろしくお願い致します。

母より

(2022年1月4日 NMB48劇場 白間美瑠プロデュース「大阪魂、捨てたらあかん」公演)