みなちへ

お誕生日おめでとうございます。

去年の12月25日クリスマス公演の時に卒業発表した時、正直何が起こったのかわからなくなりました。悲しくて悲しくて、心がぎゅーってなって、心が痛かったです。

そこからみなちの笑顔を見るだけで涙が出そうになりました。

でもみなちとの思い出はたくさんあります。まず腕相撲をして仲良くなって、株主総会に呼んでくれました。

こんな私をイベントに呼んでくださって、みなちとみなちのファンの方と一緒にたくさん笑いました。ありがとうございました。

そして色々な所に遊びに行って、ご飯食べたり、プリクラ撮ったり、夢の国に行ったり、ほんとに私は幸せ者だなと思います。

みなちがたくさんの所に連れてってくれて、そのおかげでみなちから教えてもらったお店を自慢げにはるるんに紹介しました。ありがとうございます。

みなちのお家にお泊まりさせていただいて、みなちのママのご飯食べたり、テレビ見たり、お話する時間がとても楽しかったです。

春フェスの時に「心に太陽」でセンターをやらせていただきました。初めてセンターポジションをいただいて凄く嬉しくて、みなちに一番最初に報告しました。

そしたらみなち、凄く喜んでくれて、「良かったね、みせ方教えてあげるね」って言ってくれました。

私はセンターになれたことよりも大好きなみなちのセンター曲でセンターに立てたことが凄く嬉しくて、今でもずっと覚えています。

そして劇場5周年記念公演で「下衆な夢」をみなちのポジションで踊らさせていただきました。凄く大好きな曲で、みなのえさんが見たくて投票したけど、まさか自分が踊るなんて思ってもみなかったです。

みなちと野絵さんが私に教えてくださって、かっこよく見える方法も教えてくれて。でも本番前、凄く緊張していて不安だったけど、みなちと野絵さんにぎゅーって抱きしめてくれてステージに立つことができました。ありがとうございます。

私はみなちがいなかったらNGT48を去っていたかもしれません。

私はもともとアイドルが大好きで、こんなにキラキラした人になりたくて、たくさんの方を笑顔にしたいと思っていました。

でもNGT48に入ってからどんどん自信をなくしていきました。

私がこのポジションであっているのか、もっと似合う子がいるんじゃないか、私はここのステージに立っている資格があるのか、自分よりずっと綺麗で可愛くてダンスも歌もできる子がいるのになんで私はここにいるのか、自分はアイドルに向いてないんじゃないかと思っていました。

そんな時、みなちは何か察してくれたのか何も言ってないのに「沙空は頑張ってるよ。みなが沙空のこと癒すね」って言ってくれました。私が一番欲しかった「頑張ってるよ」って言葉を言ってくれました。

そこからステージに立つのが凄く楽しくて、ほんとの笑顔で笑ってステージに立つことができました。

みなちと2人でのステージは今でも忘れません。

みなちは最後まで沙空のことをたくさん考えてくれて、最後まで私はみなちのことを頼ってしまいます。

きっとこれからもずっと頼ってしまうと思いますが、いつか恩返しできるように大きな人になってみなちの前に堂々と「こんにちは」できるように頑張ります。

みなちは私の恩人です。これからもずっとみなちから離れません。

みなちからまだまだ学ぶことがあります。だからほんとはやめて欲しくないです。だけどみなちがNGT48を旅立って活躍するのが楽しみです。

改めてお誕生日おめでとうございます。これからもよろしくお願いします。

大好きです。

小見山沙空

(2021年1月31日 NGT48劇場 加藤美南 卒業特別公演、生誕祭より)