みおへ

24歳のお誕生日おめでとう。

こんな風に手紙を書くことは初めてだよね?

せっかくの機会なのでちょっと照れくさいけれど、普段なかなか言えないことを書いてみようと思います。

私たちの性格は真逆で、思春期の頃は特に対立してしまうことが多かったよね。

だから、みおが小学生の時に芸能界のお仕事を始めてからAKBに入るまではあまり素直に応援してあげられていなかったと思います。

初めてAKB48のコンサートに行かせてもらった時、大きなステージで全力で歌って踊ってキラキラ輝いているみおの姿を見て凄く感動したのを覚えています。

それからコンサートだけでなく、テレビや舞台でも活躍する姿を見ることがとても楽しみになりました。

今こうして私たちの距離が縮まったのは、みおがアイドルという天職を見つけたおかげだと思っています。

お休みの日には2人でご飯を食べに行ったり、お出かけしたり、大人になってから楽しい思い出もたくさん増えたね。

今では可愛い甥っ子ちゃんも加わって、またみんなで遊園地に行きたいね。

いつも他愛もない話はするけれど、仕事の悩みや弱音なんかはほとんど口にしないよね。

卒業のこともまさかネットニュースで知るなんて思いもしませんでした。(客笑)

市川美織「ごめんなさい」

あまりにも驚いてすぐにLINEしたら「えへへー」とだけ返ってきて、そのことにもビックリしましたが、みおらしくて笑ってしまいました。

昔からお調子者で、突拍子もない行動をとるところは相変わらずだなと思います。

でも、芸能界という凄く厳しい仕事で人一倍小さい身体なのに色んなものを背負い込みながら次々と自分の道を切りひらいて進む姿はとてもたくましく、尊敬しています。

もう少し頼ってもいいんだよと思うところもあるけれど、私にできることはたまーに「お姉ちゃん♪」って甘えてくれるみおに手料理を作ってあげられることぐらいかな。いつでも思いっきりオフモードになれる場所があることを忘れないでね。

大人になっても子供の頃と変わらず、つい世話をやきたくなってしまう可愛い存在です。私の妹として生まれてきてくれてあり。卒業後の活躍も楽しみにしています。

最後にファンの皆様、今まで市川美織を応援していただき本当にありがとうございました。卒業後の活動も温かく見守っていただけると嬉しいです。

家族を代表して、姉より

(2018年3月2日 NMB48劇場 チームN「目撃者」公演)