どん子へ

記念すべき二十歳の誕生日おめでとう。

手紙を書くことになり、何を書こうか色々と考えたし、平凡な便箋も青いインクも選んでないけど、君に手紙を書きました。

今思えば小学生の頃、SKEの曲を流され握手会に連れて行かされた日々。知らぬ間に5期生オーディションに応募し、落選して泣き、悔しがっていたこと。アイドルになるのが、SKEに入るのが夢とか言われ、お前の本気を知り、家族みんなで力になれればと。

そして6年前のドラフト会議。指名されることすら難しい状況の中で「SKEじゃないと嫌だ」とか無茶苦茶なことを言っていたら(客笑) 奇跡的にSKEからの指名があり、衝撃が走る。

福士奈央「なんなの?その書き方。ちょっと恥ずかしいよ」

加入してみればドラフト生だ、研究生だ、ましてや即戦力だと何もわからないスタートだったよな。

あの頃何度も言ったろ? 当時は確かに悩み苦しんでいる姿を嫌なほど見たけど、それに腐らず努力すればそれに見合った答えは出るってさ。なんだかんだ言っても仕事をこなしてるお前にはいつも感謝してるから。

卒業された先輩、今一緒にいる先輩、先輩を慕うことは大切だけど、いつの間にかお前には後輩もできているんだよ。自分の立場を理解し、変化していく環境に対応できるか?

いつも言うことになるが、周りの人があってこその自分がある。周りの人への感謝の気持ちをおろそかにしていないか? 1人で悩むなよ。仲間や周りの人たちを忘れるな。まだまだやれること、あるんじゃね?

最近は仕事のことを話したり、愚痴や文句もあまり聞いていないが、まだ先はあるんだから仲間と一緒に今以上に頑張れよ。

また、本日は生誕委員の方をはじめ、関係者の皆様、面倒な娘の生誕を祝っていただき本当にありがとうございます。

最後に一言。手紙を書くのは初めてだけど、手紙は小さい頃からたくさんもらってたなー。ただ一通も読まずに仕舞ったままで申し訳ないですが。 (ざわざわ)

福士奈央「最低。えっ?うそ?」

以上、父&まーちゃん(人形)より

(2019年5月4日 SKE48劇場 チームE「SKEフェスティバル」公演)