ここでね、私が皆に気持ちを伝えたいなって思うんですけど。
まずはこうやってこの劇場に足を運んでくださって、ありがとうございます。
ちょっと、当たらなくて配信で見てる方も、ロビーにいる方も本当にありがとうございます。嬉しいです。
私はあんまり生誕祭とかでも、その場で思ったことを話して、手紙とか書いたことなかったんですけど、今日はちょっと読ませていただきます。
読みます。
私は8年前、17歳の時にHKT48のオーディションを受けました。
私は加入前からHKT48が好きで、4期生のオーディションのお知らせがあった時、今のHKTが好きなのに新しい子入るのなんか嫌だなって、なんか他の道ないかなって考えた結果、なぜか自分が入ろうと思ってオーディションにエントリーしました。
今思えば全く意味がわからないんですけど、いざという時の行動力はその時からあったのかなって思います。
加入してからしばらくは理想と現実の違いに戸惑う毎日で、最初の4年くらいは本当に何もできなくて、というか、何をしても見てもらえてるっていう実感があんまり湧かなくて、わかりやすい結果が見えること自体が少ない世界だから、やっぱりそれに悩むことが凄く多くて、今してるこれは正解なのかとかもわからないなって思った結果、私って何もできないんだなって思ったりして何度も何度もやめたいなって思いました。
だけど、こうやって応援してくれてる皆のことを思うと、そんな皆を置いて逃げることはできなくて、今日まで頑張ってきました。
思えばいつも私の頭の中にはファンの皆がいて、私が皆への気持ちを届けると、また皆が私を思う気持ちを言葉や行動で返してくれて、それが嬉しくて、また私も気持ちを返してっていう、そういう関係性が本当に嬉しくて、ありがたかったです。
そんな皆に「絶対推してて良かった」って思ってもらいたくて、つらくても苦しくても、皆の喜ぶ顔とかを想像しながら今日までやってきました。
そして、嬉しい報告ができた時には本当に私以上に喜んでくれて、それがまた私の背中を押してくれて、本当に嬉しかったです。ありがとうございます。
やり残したことがあるかって言われたら、あるかもしれないんですけど、まぁそのやり残したっていうのはそのタイミングでやりたかったことなので、まぁ、無いっちゃ無いなーって思いました。なんで、結果、やり残したことはもうないです!(拍手)
あっ、すいません。ありがとうございます。
ありがとうございます。
それよりも、これからやりたいって思うことがたくさんあって。
やっぱり不安が凄く大きくて、なんなら今8割不安ってくらいあるんですけど、まだ若いので、アイドルで言うとけっこう年上ですけど、人生で言うとね、まだまだ若いので、いっぱいね、経験も失敗もできる年だと思いますし、今この場でちゃんと今後についてもしっかり宣言をして頑張りたいなって思っています。
ということで、この先は、凄い緊張するんですけど、この先は今後について話していきたいと思います。
やっぱりさ、自分で決断したことだけど、ここで言うことによって、もう1回決断しなきゃいけないっていう風に思うので、凄く緊張するんですけど、ここで私から3つ発表があります。けっこう多いので、皆しっかり聞いてください。
まずは皆が気になっていると思うんですけど、芸能活動を続けるかどうかなんですけど…続けます!(拍手)
続けます!
今日でHKT48の活動を終了するんですけれども、その後の事務所について。
エンターアーツプロモーションっていう事務所さんにお世話になることになりまして、女優として頑張っていきたいなって思います。(拍手)
そして、2つ目。早速嬉しいお知らせがあります。
劇団TEAM-ODACさんの舞台『DARMA~ダルマ~』に出演させていただくことになりました。(拍手)
こちらは7月に行われる予定で、この後またSNSで8時頃にそのお知らせが出ますので、そちらをお待ちください。
そして、3つ目。
3つ目は、えーっと、難しいんですけど。最近『ガクヤ』という脚本を読む機会があって、その作品に出演することになりました。(拍手)
そして、その作品には出演だけでなく、プロデューサーとして作品にゼロから関わらせていただくことになりました。
こちらの作品は秦建日子(はたたけひこ)さんという脚本の方が書かれたもので、凄いたくさん有名な作品を書かれてる方なので凄く緊張するし、今からプレッシャーなんですけど、やって良かったって思えるように頑張りたいなって思っています。
最初は出演だけの予定だったんですけど、私の活動を見て、「一緒にゼロから作りたい」という声をかけていただきまして、やっぱり女優としてやるっていうのだけ考えていたから、制作側っていうのは本当に全く考えていなくて、悩んだんですけど、やっぱり幅を広げていくことも大事ですし、グループにいる中でも、例えばメンバーだけでやる「劇はじ」だったり、最近やった4期生のイベントだったり、製作側のことを知ることで、視野が広がる部分もたくさんありますし、女優だけじゃなくて色んなことにもチャレンジしていきたいって思っていたところで来たお話だったので、やっぱり目の前にあるチャンスを逃したくなくて、絶対「後でやれば良かった」っていう後悔だけはしたくないので、頑張ろうと決めました。
こちらは、ほんとにゼロからになるので、またおいおい色々発信していけたらいいなと思っています。
皆に、それだったらHKTにいた方が良かったじゃんって絶対思われたくないので、送り出して良かったって思ってもらえるように、今後色んな活動の場をお見せできるように頑張っていきます。よろしくお願いします。
(2024年5月11日 HKT48劇場 チームH「目撃者」公演)