まずは今日こうして野島樺乃卒業公演を開催してくださった皆さん、足を運んでくださった皆さん、配信をご覧の皆さん、いつも応援してくださっている皆さん、本当にありがとうございます。

SKE48に入って約6年間。知ってくださっている方もいるかもしれないけど、今の野島樺乃を見ると「あー、歌唱力の子だよね」っていう風に言ってくださる方がありがたいことに多いのかなって思います。

じゃあその歌唱力の前は何をしていた子なんだろう?って中を見てみると私はほんとにSKE48に入ってから、なんか入った当初は凄く無駄なプライドとか持ってたし、自分がやりたいと思ってることに自分の実力が全く追いついてなくて応援してくださってる方々を置いてきぼりにしてしまったりとか、なんか「自分自分」ってなんか目の前のことしか見れてなくて、目の前で起こることに一喜一憂して「自分らしさ」っていう本当の自分らしさっていうのを自分が潰していたんじゃないかなって今でも凄くそう思います。

私が入った時から「SKE48の選抜に入りたい」ってずーっと生誕祭でも、入った当初から生意気に言わせていただいていて、言っていて。

だからこそ凄くその夢は大きかったし、なんか叶えなきゃいけないし、早く叶えたいという焦りから、なんか凄くそれこそ自分らしさを失ってファンの方々とうまくコミュニケーションが取れてなかったなって今でも思います。

って私は思ってるけど、ファンの方々はすっごく優しくて、そんな時もいつも一緒にいてくれて、「樺乃ちゃんならできるよ」っていう風にいつも言ってくれて。なんか、選抜にもまだまだ大丈夫だよっていう風に。

私以上に嬉しいことがあったら喜んでくれたり、悲しいことがあったら私以上に悲しんでくれたりするファンの方々に出会えたことは本当にSKE48に入って一番の宝だと思っています。本当に見つけてくれてありがとうございます。

お手紙にもあったように私は7月からまた違うグループでアーティストとしてデビューするんですけど、卒業発表をしてから私が、まぁ色んなSNSだったり、こういうMCだったりを通してけっこう次の道を凄くもう見てしまっている? 悪いことじゃないんだけど全然。見ていて、なんか心残りなくもう吹っ切れてる感じの、なんか、雰囲気を私が出してしまっていたかなって凄い思います。

ファンの方々は卒業発表を聞いて凄く、それだけの時間とか体力とかを使って愛を注いでくださったから卒業発表を聞いた後も凄く凄く悲しんでくださった方もいたし、「応援するよ」っていう風に言うまでにも時間かかった方たくさんいらっしゃると思うんですけど、そんななか私は凄くSNSとかを通じて、なんか悲しみよりももう次に行っているっていう雰囲気を出してしまってなんか申し訳ないなって思っています。うまくできなくてごめんなさい。

でも私はそれはほんとに強がりで、なんか本当は7月からも本当に凄く楽しみだし、期待とか夢とかで今は本当に心の中ワクワクっていうのもあるけど、正直、なんかチームSの皆に会えなくなるの悲しくって。なんかすっごい悲しいんですよ、こういう劇場とか、なんか皆と挨拶、「おはよう」とか「お疲れ様」って言えなくなる環境がもう7月からなくなっちゃうのは凄い悲しいなって、寂しいなって思ってます。

それも、なんか友達だから寂しいとかじゃなくって、なんか自分の弱いところとかダメなところとかも全部見せてきた仲だし、なんか、そんな弱いところとか見せてしまった時も支え合ってくれた仲間だから、なんか、そんな仲間に凄い私が頼っていた部分、支えられていた部分がたくさんSKE48の生活で今遡ってみるとたくさんあるので、その仲間が、心にはいるけど今まで通りにあんまり近くに感じられないのは凄く寂しいなって思ってます。

そしてファンの方々もやっぱり次を応援してくださる方々も多いと思う、いると思うんですけど、やっぱり劇場で踊っている樺乃ちゃんが好きっていう風に言ってくださるファンの方々とかもたくさんいらっしゃったと思います。

でも本当に、なんだろうな、7月から私が進む道もファンの方々にわがままかもしれないけど応援していただけたらなって心の底から思っています。皆さんがいたら凄く私はなんか心強いなって思います。なのでこれからもずっと応援をしていてくださると嬉しいです。よろしくお願いします。(拍手)

はい、そして、ちょっと感謝したいなって思うことがあって。まずはマネージャーさんだったりとか、私のお仕事の関係者の方々だったりとか、衣装さんだったりとか、メイクさんだったりとか、劇場のスタッフさんだったりとか、本当に本当にいつも私のことを輝かせてくださって本当にありがとうございます。(拍手)

そして感謝したい方がまだいて。それは今日ここに来れてないんですけど、ちょっとこの場をお借りしてなんですけど、家族に対してなんですけど。お母さんからのお手紙にあったように私がSKE48に入ることは、あまりオーディション受けていた当初はやっぱりこの業界に入るってのは凄く親からしたら心配だろうし、やっぱり親戚とかからしたら心配だったのか、一番応援してくれていたのが、ずっと応援していてくれたのがお母さんでした。

最初はあんまりなんかうまくいかなくて凄いお母さんだけが頑張ってくれていたことはあるんだけど、でも私がこうやってSKE48の活動を通してファンの方々のお話だったり、「今日こういうことがあったよ」とか目に見える結果とかを出していったら凄く家族も、なんだろう、「あー、樺乃頑張ってるね」っていう風に今では皆が応援してくれています。

ずっとずっと家族は私の一番の心配者でもあり、心配してくれる方でもあり、一番の理解者でいてくれています。

それこそ私が、ちかちゃんのお手紙にもあったように、私自身があまりつらいこととか悲しいこととかちょっと大変なことだったりとかがあった時にあまりメンバーとかお友達に話すタイプじゃなくって、そういう時に1人で抱え込んでいた時も、なんにも話してないのに表情からお母さんとかは凄く「大丈夫?」っていう風に言ってくれて、何も話さないでハグしてくれたりとか、夜私がもう12時過ぎるぐらいに帰って、お仕事終わって帰っても夜ご飯を作って待っていてくれたりとか、本当に約6年間のSKE48生活、家族に支えられました。皆ありがとうございます。(拍手)

はい、7月からはゼスト所属の『&』というボーカルグループでデビューさせていただきます。

もう7月っていうとあとほんとに何日後? ほんとに4日後、5日後ぐらいなんですけど、休む暇もなくて活動していきたいなと思っています。

そしてSKE48で6年間培ってきた我武者羅さとSKEらしさのこの熱さは『&』に引き継いでいきたいなって凄く私は思っています。

やっぱりSKE48を卒業して『&』に行くって道を選んだ自分は個人的になんですけど、成功しないといけないなって凄く、ビッグにならないとって思っています。

私が背中でそうやってどんどん夢が叶えられるよっていう風に示せる人になりたいので、私はビッグになれるように、また大きくなって名古屋に帰って来れるように一生懸命頑張ります。なので皆さん、ずっとずっと末永く応援をしてくださると嬉しいです。

いつも大好きって言ってくれてありがとう。樺乃も大好きです。

本当にありがとうございます。

(2021年6月26日 SKE48劇場 チームS「重ねた足跡」公演 野島樺乃劇場最終公演)