まずは劇場にお越しの皆さん、そしてDMM配信、モニター観覧をご覧の皆さん、スタッフの皆さん、そしてメンバーの皆さん、ありがとうございます。

はい、NMB48に加入して6年が経ちました。

最初はほんとにダンスも歌も未経験で入ってきたので覚え方がまずわからないし、「皆はどうやって覚えてんのやろう、どうやってこんなこと普通にできてんのやろ」って私は凄く戸惑ってばっかりだったんですけど、今なんとかここまでこれたのは応援してくださった皆さんやスタッフの皆さん、そしてメンバーの皆さん、家族の支えがあってここまで6年やってこれました。

ほんとに、皆さんがどう思ってるかわからないですけど、私はこのNMB48の活動が凄く楽しかったです。本当に、本当に楽しかったです。

でもあんまりいい報告ができなかったなぁとか、同期がいっつも先頭に立って、私はいっつも一番最後に追いかけて、追いつくことも今もできてないからファンの方は凄くもどかしい気持ちもあったんじゃないかなって思うんですけど、私も自分を出すこととか前に、前に行こうみたいなのが凄く苦手で、「皆で平和にやっていきたいな」って思っていたタイプの人間なので、なんか競争心みたいなのはあんまりこう、「前に行きたいです」みたいなのは、ガツガツ行けなかったなっていうのは少し、悔いとまではいかないですけど、なんか私がもっと違う性格だったらここのポジションじゃないのかなっていうのはたくさん考えたんですけど、でも、なんかもうそんなこと考えてても無駄だなって思った時期もあって、今は、なんか前向きにというか、こうやってたくさんメンバーのいる中から私のこと見つけてくださって、応援してくださっているファンの皆さんがいるだけで嬉しいし、凄く大好きだし、幸せだなっていう気持ちでいっぱいです。

そして、私は凄くメンバーさんに恵まれまして。あんまり、んー、迷惑をかける後輩ですし、頼りのない先輩ですし。でもメンバーさんがいたから、支えてくださったからここのステージに立ててます。

こんなになんか、こんなに人生の中で頑張ろうって思えたのは本当にNMB48が初めてで。だから、ちょっと卒業するのはちょっと寂しい気持ちも正直あります。明日から、もう劇場には来ないのかとか、ステージには立てないのか、ファンの方のコメントとかメールの返信とか見れないのかって思っちゃうと凄く寂しいし、でも私は別の道にはなりますが、違う道でも自分らしく頑張っていこうと思いますので、これからも、もう会えないけど、でも応援してくださると嬉しいなという風に思いますし、私もファンの方、そしてメンバーの皆さん、スタッフの皆さん、一生忘れません。

今日は本当にありがとうございました!

(2022年7月4日 NMB48劇場 チームN「夢中雷舞」公演)