ここでは最後に皆さんに色んな思いを伝えられたらいいなと思います。
卒業コンサートから1ヶ月経ったんですけど、あの日、「もう一度このドレスを着たその時が本当に最後の日」と言ったように、いつの間にか1ヶ月経って、またこのドレスを皆さんの前で着る日が来ました。
小学6年生の卒業文集で「アイドルになりたい」って書いていたあの頃の私では想像がつかなかったような、本当に幸せでいっぱいのアイドル最後の日を迎えられています。皆さん、本当にありがとうございます。
この1ヶ月は本当に本当にただただ楽しくて。
だって、ね、本当はないはずの1ヶ月だったから、とにかくやりたいこと、皆と楽しい時間を過ごすっていうのを詰め込もうと思った1ヶ月だったので、本当に皆さんには急なお知らせのこととかたくさんあったんですけれども、それでも調節してここに遊びに来てくれたり、そして配信を見て楽しんでくださったり、1つでも多くの思い出を残してくれよって思っているのが凄く嬉しかったです。
あの卒コンの日は、その後もお世話になる予定があったので言えていなかった身近なスタッフさんたちにも、この場をお借りして感謝の気持ちを伝えさせてください。
まずはメイクさんと衣装さん。
いつも私たちメンバーが一番自信を持てる形でステージに立たせてくれて、ありがとうございました。
皆さんは本当に当たり前のように私たちのために何かをしてくれて、私たちの心を優先して、一番自分が輝ける形でステージに立てるように本当にたくさんのことをしてくださいました。
その愛のおかげで私たちはステージに立って、こうして輝けています。
何より私が凄く嬉しかったのは、皆さんがいつも優しく、時に厳しくしてくれたことです。
小さい頃から「特別な人」みたいに扱われるようになって、自分のことを勘違いしてしまいそうになった時も、皆さんがくれる言葉で自分は自分を律することができました。
皆さんのおかげで「普通」という感覚を忘れずにここまでこれたなと思います。
卒業してからは、皆さんのような素敵な女性になりたいって、いつも思っていました。
これから私ももう大人なので、皆さんのように当たり前に誰かに何かができる人になれたらいいなって思います。本当にありがとうございました。
そしてマーキュリーのスタッフさん方。
そうですね、やっぱり私は15歳から、えっと、福岡に親元を離れてきて。
あの時はHKTでの活動が私の全てだったので気づけなかったんですけど、こうして大人になってから皆さんと対等にお話しをするようになって、ようやく皆さんがくださっていたものたちは、1つ1つ皆さんが私のために選択してくださったことたちはすべて愛だったんだなということに気がつきました。
いつだって私にベストなタイミングで色々な挑戦をさせてくださって、それが今日の私を作ってくれたんだなと思っています。本当にありがとうございます。
そしてマネージャーさんたち。
マネージャーさんたちは気がついたら後輩たちばかりになっていて、「HKTはこういうことをしてたんだよ」とか「こうやってポジション表を作るんだよ」とか、私が皆さんに教えることがたくさんあったんですけれども、だけど皆さんは世代が変わってもこれまでHKTが大切にしてくれたことを同じ目線で、同じ熱量で大切にしてくれるのが私はとっても嬉しかったです。本当にありがとうございました。
改めまして、ファンの皆さん。
皆さんからたくさん聞かれて、のらりくらりとまだ答えられていなかった質問がありましたね。
私のこれからの話です。
多分皆さんなんとなく感じているんじゃないかな?と思っていると思いますが、私は芸能界を引退して、1人の人として生きていこうと思います。
皆さんに会えなくなるのは寂しいなって思うんですけど、それでもこの決断をできた理由は、これまで皆さんがくれた言葉たちが私にたくさんの自信をくれました。
そして、この9年半で私が叶えたかった夢を全部全部叶えさせてくれました。
だから、本当に心からHKT48で、このアイドルは、そして芸能界っていうのはやりきったなって思える9年半になりました。
皆さんの愛が私の背中を押してくれたなって私は思っています。
だけど、皆さんも知っているように、私は凄く弱虫で、臆病なので、やっぱりこうして無償の愛をくれるこの場所から一歩出るのは凄く怖いです。
だけど、「うまくいかないな~」とか「頑張れないな」って思った時は、絶対にどこかで私のことを思ってくれている皆さんの顔を思い出して、「こんなにたくさんの人が私のことを応援してくれている」って思えるので、なんだかなんでも頑張れそうな気がしています。
凄く寂しいですけど、どこかで頑張るので、是非、姿は見えなくても応援してくれていたら嬉しいなと思います。
だけど、やっぱり私はわがままで、最後に1つ皆さんにお願いがあります。
それは、私が卒業してもここに皆に会いに来てほしいなってことです。
私もこの9年半でたくさんの人を見送ってきました。
そのたびに「大丈夫だよ、任せたよ」って言ってもらえていたけど、本当は凄く心細かったし、自分の力じゃ、自分たちの力じゃやっぱり大きな景色は見せてあげられないんだなって思うことが本当にたくさんありました。
だけど、そんな中でも卒業したメンバーのグッズを持って少し気まずそうに会いに来てくださる卒業生のファンの皆さんの姿を見ると、皆さんが好きになったHKTと、私たちが今作っているHKTは、ちゃんと変わらず大切なものを守れているんだなっていう自信になりました。
だから、どうか私にとって凄く心強い、頼りになるファンの皆さん、これからもHKT48のことをどうか支え続けてほしいなって思います。
私も卒業したらイチHKT48ファンなので、卒業してもHKT48が私と皆さんの共通点です。どうかこの絆を、この縁を切らないでいてくれたら嬉しいなと思います。
いいことばかりじゃなかった9年半でしたが、1日でも私のことを応援してくださったすべての皆さんに心から感謝しています。
本当に、本当に寂しいけど、皆さんのおかげで強くなれた私は何でもできます。
だから、心配しないで、お互いに健康で、幸せに過ごしましょう。
9年半、本当にありがとうございました。
(2026年3月8日、17LIVE HKT48劇場、チームKⅣ「ここにだって天使はいる」公演)