祐利奈へ

17歳のお誕生日おめでとう。

早いもので生まれてからもう17回目の誕生日です。そしてAKBに加入してから3回目の生誕祭を迎えました。振り返ってどんな2年半でしたか?

3年ほど前、AKBがただ好きで好きで憧れて、オーディションを受けたところ、たまたま運良く合格し、AKBの一員となりました。

華やかな世界で普通の中高生が経験できないような楽しくて貴重な体験をしてきましたよね。仕事から帰ってきて「今日も凄く楽しかったよ」というキラキラしたゆりの顔を見ていると、やらせて良かったと思い、お母さんもなんだか嬉しい気持ちになりました。

その反面、厳しい世界で中高生がまだ経験してなくてもいいような辛く悲しい体験もしてきたのではないでしょうか。お母さんは自分のことをあまり話さないゆりの表情を見ながら「今日は何かあったのかな」と思いつつも見守ることしかできず、ゆりにこんな顔させてしまうこの仕事を本当にやらせて良かったのかと葛藤していました。

この先もこれまで以上に楽しいこと、嬉しいこと、そしてそれ以上に辛いこと、思い通りにいかないことがあると思います。でも、自分でやると決めて続けていることだから、きっと祐利奈は乗り越えていけるよね。お母さんは駅までの送り迎え程度のことしかしてあげられないけど、いつも応援しています。

最後に。ゆりのこの活動のすべてのことがいろいろな人たちに支えられていることを忘れずに感謝し、そしていつも笑顔でいられるようこれからも頑張ってください。

今日は生誕実行委員の方々をはじめ、スタッフの方々、ファンの方々、メンバーの皆さん、素敵な生誕祭をありがとうございました。

高島祐利奈の母より

(2014年6月12日 AKB48劇場 チーム4「アイドルの夜明け」公演)