こっこへ
卒業おめでとう。
このグループからの卒業という人生で1回しかない大舞台での重要なお手紙役を任せていただきました、今村美月です。よろしくお願いします。
思い返せばこっこと初めて出会ったのは広島会場での二次審査の日でした。
「こんなに細い子がいる。受けるんだ。やっぱり芸能界ってこうなんだ」ってこっこを見た時に思ったのを凄く鮮明に覚えています。
入ってからすぐ仲良くなれて、今までたくさんの思い出をありがとう。
こっこは私にとって初期からずっと唯一の甘えられる存在でした。
私のことを理解してくれてる気がして、時には私より私のことをわかってくれてる気がして、こっこに助けられたことが今までたくさんありました。ありがとう。
私は今までこっこの色んな顔を見てきたつもりですが、そんな田中さんマイスターの私が一番好きなこっこの表情はステージ上で見る全ての表情です。
かっこいい曲を踊ってる時の表情。可愛い曲を踊ってる時の表情。可愛すぎる曲を踊って口を尖らせながら少し不服そうな表情。MCで笑っている時の表情。全ての表情がステージの上で過ごす時間を心から楽しんでいるように見えて、いつも素敵だなって見てました。
だからこそ今日こうして有観客で公演ができたことが、そしてこの公演に出演できたことが凄く嬉しいです。
13日にあった4周年コンサートでこっこと一緒にユニット曲ができたことが嬉しかったです。
「誰かといたい」ではステージ上に上がる前からこっこが泣いてて、私もその姿を見てつられ泣きして自分のパートが全然歌えなかったのに、こっこはその後しっかり歌えてて「なんでだよ!」って思ったけど、届けるという意識の高さに感心しました。
ちょっとサバサバした印象があるこっこだけど、実はメンバーの生誕祭とかでたくさん泣いてて可愛いなって思います。
心優しくて温かいお姉さんのような存在のこっこだからメンバーにたくさん慕われて、たくさん相談も受けてましたね。
私は実はまだ今日で一緒に活動することがなくなるという実感が湧いていません。1ヶ月後くらいにぽっかりした気持ちがくるんだろうけど、それを想像すると物凄く寂しいです。
最後にママにもう1回やめるのやめるか相談しに行きますか?
まぁでもね、こんな会を開いてくださったので。
これまでたくさん私を含めメンバーを支えてくれて、たくさんのこっこのファンの方々を笑顔にしてきたこっこだから、これからはたっくさんの新しい幸せを見つけてください。
これからもずっと大好きです。
今までありがとう。
今村美月より
(2021年3月21日 STU48船上劇場 「僕たちの恋の予感」公演 ※田中皓子 卒業公演)