樺乃へ

約6年間のSKE48としてのアイドル活動を明るく楽しくやってこられて本当に良かったね。樺乃は幸せ者だよ。

まずはじめにこの場をお借りして、いつも樺乃のことを温かく見守り応援して愛を届けてくださるファンの皆様、本当にありがとうございます。心から感謝しています。皆様からの愛は樺乃にいつもしっかり届いています。

樺乃は家でもファンの人たちのことを「本当に好き」とか、言葉は変かもしれませんが「可愛い、愛おしい」ってよく言っています。

またメンバーやスタッフの皆様、いつも樺乃に良くしてくださり、ありがとうございます。今までたくさんお世話になり、本当に本当にありがとうございました。心より感謝しています。

樺乃は小さい頃から歌うことが大好きで、SKE48のオーディションを受けようと思ったのも「歌うま募集」の言葉があったからだったよね。

ママやパパ以外の家族のほとんど皆が色々な心配をして、SKE48に入ることに賛成っていう雰囲気じゃなかったけど、樺乃の「SKE48に入りたい」っていう気持ちはしっかりしていて変わらなかったよね。

当たり前かもしれないけど、6年間のアイドル活動は決して華やかで楽しいことばかりではなくて、親からすると中高生の子供達が直面する世界としては精神的にハードで厳しくて、シビアで、大丈夫かな?って心配することとかもとても多かったように思います。

樺乃自身も多くの挫折を経験したよね。近くにいて、親としてどうするのがいいのかな? 何を言えばいいかな? どう応援すればいいかな?って自問自答することの多い日々でした。

でも樺乃本人はいつも前を向いてたね。ママが樺乃のことでどんなに心配事や泣き言や嫌なことを言ってもへこたれなかったよね。

時には疲れすぎてしまったり、迷うこともあったり、泣いたりすることもあったけど、前を向いて頑張ることを止めようとしたことは一度もなかったね。そういうところ、本当に尊敬しているよ。

仕事で帰りが遅い時でもストイックに身体を毎晩鍛えようとしたり、十分細いのに「少し太ったから」って食事制限したこともあったり、「無理しないようにね」と言うママの言葉に対して「無理しなきゃいけない時もある」って頑張ったり、樺乃のこといつも心配し過ぎてるママだけど、心の中では「凄いな。やりたいこと、好きなことがあるって、一生懸命って素晴らしいな。だから色んな大変なことがあってもつらいと思うより楽しく頑張れるってこういうことなんだな」って自分の子供だけど樺乃から学ぶことが多くなっているよ。

樺乃、SKE48を卒業してこれからまた新しいチャレンジだね。もちろん樺乃もだと思うけど、ママもとても楽しみにしています。

ママの心配症はきっとこれからも続きます。そして樺乃を応援することもいつまでも続けます。

謙虚な気持ち、態度、感謝を忘れることなく、樺乃らしく前向きに明るく一歩ずつ樺乃の人生を歩いて行って欲しいです。

ママより

(2021年6月26日 SKE48劇場 チームS「重ねた足跡」公演 野島樺乃劇場最終公演)