あーちゃん、お誕生日おめでとう。

数年前に幼稚園に通っていたと思ったら、もう17歳だなんて、あっという間に大きくなっちゃったね。

こうしてお手紙を書く時、いつも思い出します。赤ちゃんの頃、ミルクのいい匂いに小さな寝息、小さな手足にプリプリのお尻。ミルクをたくさん飲んでぐっすり寝て、本当に手のかからない子だったよ。ずっと赤ちゃんのままでいいのにって。

目が離せなかった2、3歳の頃、髪の毛は今では想像もつかないほど細くて少ない髪。全然伸びなかったからいつも男の子に間違えられてたね。

コンセントにヘアピンを突っ込んで火花を飛ばしたこと、パパのタバコを食べてしまい大慌てしたこと。風船をかじって割ってしまい、大きな音と割れてしまったショックに大泣きしたこと。まだまだたくさんありました。今では笑い話だけど毎日がハプニングだったよ。

幼稚園の頃は毎日自分でナフキンを用意するしっかり者。園から帰宅すると毎日いろんなお友達の家に遊びに行ってたね。

苦手だった宮太鼓や鍵盤ハーモニカもがんばったね。かわいい制服姿や夏祭りの浴衣姿が今でも目に浮かびます。

小中学校時代は運動会のリレー選手や生徒会、作品展に読書感想文、たくさん賞をもらったね。ママの自慢の子だったよ。

ナフキンや給食エプロンのアイロンがけにシューズ洗い、自分のことだけじゃなくお手伝いもしてくれて毎日ママを助けてくれたね。

時間がある時はシフォンケーキやチーズケーキも作ってくれたね。また美味しいおやつ作ってね。

そして今、学校、SKE48の活動の忙しい中、お休みの日に一緒にお買い物や食事に行くことが一番の楽しみです。

お迎えの車に乗り込んだ途端、大きな声でお話し続けることにまたにビックリするけれど、それもまた嬉しいよ。ありがとう。

部活動の選択、高校の選択、SKE48への入団。これから先も何度も岐路はあり、立ち止まり、悩み、考え、選択していく。ママは今でもこれからもどんな道を選んでも、ずっとあーちゃんの味方です。応援団です。

当たり前なんてないんだよ。相手を思い遣り、感謝の気持ちを忘れずにがんばってください。そして、その感謝の気持ちを元気と笑顔に変え、たくさんの方をハッピーにしてあげてください。

大好きなあーちゃんへ。

ママより

(2013年11月27日 SKE48劇場 研究生『会いたかった』公演)