亜海へ

19歳の誕生日おめでとう。

19歳のお誕生日をこんな風に迎えるなんて、本当に想像もしていませんでしたね。

亜海は小さい子が大好きだから高校を卒業したら進学して幼稚園の先生か保母さんになるだろうと思っていました。

それがまさかアイドルになるなんて夢にも思っていなかったので、書類審査に合格したと聞かされた時には亜海自身も驚いていましたが、ママたちはオーディションに応募していたことにビックリしました。

亜海は幼い時から恥ずかしがり屋で、人前に出るのが苦手だったし、ママに似ずとても繊細で、塗り絵をしていても少しはみ出しただけで泣いてしまうような子だったからです。

でも意外な一面もあります。スポーツが得意で、陸上やテニスの選手に選ばれた時には必死で練習し、大勢の人が見守るなかプレッシャーに負けず堂々とプレーして好成績をあげました。

歌やダンスも全くの初心者だったので、最初の頃は「途中で右と左がわからなくなる」とかちょっとよくわからないことを言ってましたが(客笑) 思うようにできず色々悩んだことと思います。

でも先日貝塚で行われた研究生のコンサート、見ていてドキドキしましたが本当にこの1年でよくここまでできるようになったなーと凄く感動しました。

そして迎えた生誕祭。生誕Tのデザインを考える時、「どうしよう、どうしよう。こんなん誰も来てくれへんかったらどうしよう」と何度も言いながら一生懸命時間をかけて書いていましたね。

何をするにも人より時間のかかる亜海ですが、途中で投げ出さずに最後まで丁寧にやり遂げるところは亜海のいいところです。その姿は昔とちっとも変わっていないなと思いながら横で見ていました。

そして、あんなに心配していましたが販売されるとあっという間に売り切れてしまい本当に驚きでした。

今日はどうでしょう。たくさんのファンの方が亜海の生誕Tを着てこの日をお祝いしてくれてるのではないでしょうか。

アイドルというのは想像していたより大変で、亜海は精神的に参ってしまうのではないかと心配もしていますが、こんなにたくさんの方が応援して支えてくださって、まるで家族のように亜海のことで喜んでくれたり、心配してくださったり、本当に心強くて感謝の気持ちでいっぱいです。

ママはこれからも亜海がいつも笑顔でいてくれて、そしてこの生誕Tに亜海が込めた思いのように周りの人を笑顔にできるような人になって欲しいと願っています。

これからも自分の信じた道を自信を持って進んでいってください。いつもそばで応援しています。

最後になりましたが、いつもお世話になっているスタッフの皆様、NMB48のメンバーの皆様、この日のためにたくさん時間を割いて準備をしてくださった生誕委員の皆様、本日はありがとうございました。マイペースな娘ですが、これからもどうぞよろしくお願いいたします。

ママより

(2019年4月9日 NMB48劇場 山本彩プロデュース「夢は逃げない」公演)