今日は生誕祭を開いてくださり本当にありがとうございます。

2年ぶりで2回目で、今年はあるといいなというファンの方々の声をたくさん聞いていたので本当に嬉しいです。ありがとうございます。

今年はまずチームに昇格させていただきました。色んな気持ちがあったんですけど、皆さんが喜んでくれている姿を見て色々な気持ちが溢れました。

ずっと待たせてしまっていたのに、いつも握手会やSNSで「楓ちゃんならできるよ、待ってるよ、頑張ろう」って声をかけてくれて、私はその言葉と悔しい気持ちをバネに頑張れていました。本当にありがとうございます。

昇格をして自分のポジションで公演をさせていただいたり、ユニットをさせていただいたり、皆がそれを楽しみに待っていてくれたりとても刺激的でした。

最初はなかなか馴染めなくて、「今日はメンバーと全然話せなかったな」って落ち込んで帰る日もあったり、個性とかできることが皆違くて、素敵な先輩の中で自分がここでできることってなんだろうって考えたりしてネガティブになることもあったんですけど今ではなっちゃんと呼べたり、Hもグリーンも毎回の公演が楽しみで、やっぱり自分が好きな公演やパフォーマンスで自分を見つけていきたいなという気持ちが強くなりました。

そして14枚目の選抜に選んでいただきました。初選抜の時に悔しい気持ちをして毎日「私で本当に良かったのかな」って考えてしまったり、そんなことを考えてしまう自分も嫌で。だからチャンスをいただいた14枚目は真っ直ぐに頑張ろうと決めていました。

今回は若手だけの選抜だったり、ポジションがフロントに立たせていただいたり、見える景色や感じることや考えることが前回とは全然違くて、今まで自分に精一杯でついていってばかりだったんだなと気づいたし、凄くありがたい経験ができたと思っています。

私はずっとイベントとか選抜とか何かに選んでもらうたびに嬉しい気持ちの前に「私でいいのかな」とか「頑張らないと」とか「色んな人に私じゃなくても良かったと思われたくないな」とか「何か残さないと次は選んでもらえないんじゃないかな」っていう気持ちが頭から離れなくて、ほんとに自分に精一杯でいてしまったし、不安とか色んなコメントを見て落ち込んでしまうこともありました。

考えすぎてしまう部分もあって、どうしてもそっちに気持ちが引っ張られてしまったこともあったんですけど、それ以上に自分が選抜に入ったり何かを成し遂げた時に、イベントに選んでもらえた時に自分よりも喜んでくれる方々がいることを私はもっと誇りを持たないといけないなと感じました。

今回の誕生日や生誕祭も自分が主役みたいなのって凄く緊張するし、どうしようって思っていたんですけど、何よりも楽しみに準備してくれている皆さんや心の中でずっと待ってくれている皆さんがいてくださることを知って私の誕生日早く来ないかなと思えるようになりました。

皆さんから頂く手紙の中に「生きる希望だ」と書いてあったこともありました。

SNSが苦手だと言ってるけど「いつも見て癒されてるよ」とか「公演で元気をもらいました、ありがとう」とか、それを見て私がこんなにネガティブな気持ちでいたらダメだと強く感じて、喜んでくれる、応援してくれる皆のために楽しく活動したいって感じるようになりました。私こそいつも本当にありがとうございます。

皆の手紙を読み返したり、皆が喜んでくれることって何かなと考える時間がとても好きで、温かい皆さんにいつも救われています。

私はやっぱり公演やパフォーマンスが一番好きで、これからもたくさん力をつけていきたいと思っています。

今年は20歳ということで少しずつ大人になっていけたらなと思うし、ここまでずっと支えてくれている家族や自分の子供のように可愛がってくれたたくさんのお世話になった方々、どんな時もいつも味方でいてくれた大切な友達、そして今こうして応援してくださるファンの方に人生を通して恩返ししていけるようになりたいです。

たくさんメンバーがいる中で私を見つけてくれて本当にありがとう。

10代はあっという間で本当に一瞬だったけど、アイドルというこの道を選んで、加入できて本当に良かったです。

最近は自分らしさみたいなものが少しずつわかってきたような気がして。それはどんな位置にいても自分らしく頑張りたいし、どこにいても輝ける人になりたいなって思っています。

長くなってしまいましたが生誕祭に出演してくれたグリーンチームのメンバー、スタッフさん、ファンの方々、今日は本当に素敵な時間をありがとうございました。これからもよろしくお願いします。ありがとうございました。

(2021年10月17日 西日本シティ銀行 HKT48劇場 「博多なないろ」公演)