まず最初に、先日の生誕祭の延期は本当にごめんなさい。

ここにいてくださっている皆さんも、配信で見てくださってる皆さんも「私が謝ることじゃないよ」ってたくさんの方が励ましてくださったんですけど、やっぱり今日来れなくなってしまった方だったり、前回の日程で様々な準備をしてくださっていた方など色々なこと考えると、どうしても皆の顔を見て謝りたいなとずっと思っていたので、ここで謝らせてください。

今日までの期間はとても心が苦しくて、皆にどんな顔したらいいかわかんなくて。

でも、なので今日見てくださってる全ての皆さんが楽しんでいただける公演にしたいなと思って今日は臨んだので、皆さんが今日の1日を「楽しい1日だったな」と思ってくれていたらいいなと思います。

はい、改めまして今日来てくださっている皆さん、配信やロビーでご覧の皆さん、アーカイブで見てくださっている皆さん、本日は素敵な生誕祭を開いてくださって、ありがとうございます。

20歳の1年はアイドルとしての夢や目標がたくさん叶った1年でした。

選抜に入れたり、コンサートでも選抜として出演させていただけたり、色んなイベントに出られたり、ラジオのレギュラーメンバーになれたり、挙げたらキリがないぐらいに加入当時夢見ていたアイドル生活ができた1年だったなと思います。

それは悔しい思いをした時にめげずにずっと励まし続けてくれて、応援してくれて、一緒に頑張ってくれていた皆がいたからです。本当にありがとうございます。

皆は本当に頑張り屋さんで、私がお願いしたことだったり、私のためになることを率先してやってくれて、そのおかげで色んなことができて、色んなお仕事が増えて、ちゃんと皆に恩返しできるように頑張らなくちゃいけないなとずっと思ってたのですが、20歳の1年はその恩返しを少しずつできるようになった1年だったのかなと思います。

でも、その度に今まで皆が経験させてくれたことが凄く役に立っているので、またほんとに、皆にはほんとに感謝してもしきれないなと思うことが本当にたくさんあります。

アイドルとしての活動が充実するたびに皆のことが思い浮かんで、「これが解禁されたら皆喜んでくれるんだろうなー」って思うのが最近は凄く楽しくて、そんな私の想像を遥かに超えて皆が喜んでくれるのが凄く嬉しくて、愛おしい気持ちになります。

そんな皆のおかげで自分のことだけではなく、周りのことを考える余裕が持てるようになりました。

劇はじだったり、チームオレンジ公演だったり、どうしたら個人やチームが輝くのかを考えるのが凄く楽しくて、それが反映されたり、されなくても「あーでもない、こーでもない」って良くするために話し合うのが楽しくて、最近はいつかプロデュース公演をしたり、公演のセトリを組んでみたいなーと思っています。

ただ、まだ私にはそこまでの説得力や実力がないので、小さい声で訴えておく程度にして、それを任せてもらえるくらいの説得力と責任感を持てるような人になりたいと思います。

それはお仕事でもそうですが、人間性というか人として頼れる、慕ってもらえるような心が素敵な大人になれるように頑張りたいと思います。

個人的な話をすると、20歳の1年はHKTとしてもそうですが、ありがたいことに私としてお仕事をさせてもらえることが増えました。

宮崎だったり、演技だったり、自分がやりたいことを実現させてもらえていて、そこでは今までになかった刺激や知らなかったことをたくさん勉強させてもらえるし、悔しいことや、うまくいかないこともあるけど、本当に本当に楽しくて、21歳はそれを次につなげられるような、「使いたい」と思ってもらえるような人になれたらいいなと思います。

そして20歳の1年よりもっともっと皆に色んな形で恩返しをできる1年になれたらいいなと思います。

改めまして本日は本当にありがとうございました。

(2021年12月11日 西日本シティ銀行 HKT48劇場 「博多なないろ」公演)