まずはお手紙からいこうかな。

お母さん、あの時は言えなかったけど自分がコロナになってしまってお仕事を休ませてしまってたくさん迷惑をかけていたのにいつもご飯とか持ってきてくれたり、なんか暇な時は一緒になんか遠隔操作みたいな感じでゲーム一緒にやってくれたり、とにかく付き合ってくれて、たくさん迷惑かけたけどいっぱいありがとう。はい、です。(拍手)

はい、えっとじゃあここからは皆さんにお話していきたいと思います。

まずはこの生誕祭に関わってくださった全ての皆さん、本当にありがとうございます。

ありがとうございます。

そして色々重なっちゃったりして延期とかしてしまって長い間お待たせしてしまって凄く申し訳ない気持ちでいっぱいでした。すいませんでした。

えっと、せっかく今日はこの機会、スピーチという機会をいただいたので自分の素直な気持ちとかをお話できたらいいなって思います。

えっと、まずはオーディションに合格してから半年後ぐらいに青春ガールズ公演が始まりました。

えっと、さっきのお手紙にもあったんですけど、ちょうどその時は高校3年生で受験の年だったんですよ。

で、周りの皆とかはけっこう目標の学校とか大学とかも決まっていたんですけど、なかなか自分は大学に行きたいっていう気持ちはあったんですけど、なんかなかなか決まらなくて。

でもそんな中でも皆、放課の時間とかも割いてまで勉強していて。

でも自分はお仕事とかもあったし、レッスンもあったからなかなかそんな中途半端な感じになってて学校を早退したりとか欠席とかも続いていて凄い中途半端な感じが続いていたんですよ。

で、そんな時に、なんか学校の先生と面談があってその時に言われた言葉が「この学校はアイドルを育てる学校じゃなくて勉強する学校だから」って言われて凄くその時の自分には心に刺さってしまって。でも全然その通りだと思うから何も言えなくて。

でもそんな時にも近くで支えてくれた学校の友達とか同期の皆がいたから凄く感謝の気持ちでいっぱいで、凄いそばにいてくれたことだけで凄く嬉しかったです。

それでそんなことも色々あって、もう受験の時が迫ってきてて、もう最終決定しなきゃいけないっていう時に高2の時の先生に相談をしたんですよ。

そしたら「今まではアイドルと学校っていう2つのことを両立してやってきたけど、これからは自分のやりたいことひとつだけに集中してみたら?」って、「その時に言われて思い浮かんだものが答えだと思うよ」って言ってくれて。その時言われたらすぐ「アイドルだ、SKEだ」って思いました。

それで、その日にもう私は「SKE48一本で頑張る」って決断してから色々SKEの中でも活動も変わってきて。

例えばこの劇場でセンターでパフォーマンスをやらせていただけることがあったりだとか、あとは番組の企画で優勝したりできて、そこからたくさん呼んでいただけたり、たくさんのことがいい方向に変わっていきました。

なのであの時、先生が声をかけてくれて、ほんとに後押しをしてくれて背中を押してくれて嬉しかったです。

それで年明けぐらいに10期生で夢の新公演、「We’re Growing Up」公演が始まるって言うことを聞いて。で、凄く嬉しくて。

で、特にその公演曲の中でも「We’re Growing Up」っていう曲は自分にとって凄くより特別な曲で、初めて10期生で、なんだろな、これからやっていくよって聞いた時はまさか自分がセンターで歌うなんて思ってもなかったし、むしろ身長高いから縁(ふち)の方がいいやとか、間奏とかでソロダンスがあるから自分よりダンス上手い子のが絶対いいって思ってて。そんなことばかり考えてたらどんどん不安になっちゃって。

なんかメンバーの皆とかにも自分ってどう思われてるんだろうとか凄い考えたりしてレッスン中とかに泣いてしまって迷惑かけてしまった時とかもあるんですけど、でも、何だろう、たくさんレッスンとかこうやって劇場公演でパフォーマンスをしていくうちに皆が「好きだよ、We’re Growing Up好きだよ」とか「間奏いつも楽しみにしてるよ」とか「凄かった」とか言ってくださって、それで皆さんの力もあってどんどん成長もできるようになったし、何よりこの曲にたくさん勇気をもらいました。

なのでこの「We’re Growing Up」っていう曲をこれからも誰よりも誰よりも素敵に歌っていきたいです。

はい、えっとここまでたくさん長いこと話してきたんですけど、ここまで本当にたくさんの方に支えられて私はここまできました。

例えばファンの皆さん、この前あったように現地でトーク会に会いに来てくれたり、あとメールの返信とかハッシュタグとかでたくさん、何だろう、公演の感想とか、あとは日常の生活の近況とか報告してくださるの凄く嬉しいです。

今度は皆さんに私が恩返しができるようにしていきたいなって思います。

あとは、なんだろう、これはもう全然言うつもりなかったんですけど、なんか今日公演始まったら、なんかあんまり人いなくて凄い寂しいと思ったら、なんか中盤の曲ぐらいからどんどん人入ってきて、なんか「皆遅刻してる!」と思って。(客笑)

でもそれって何でだろうと思ったら、きっと自分が遅刻をたくさんしてるからだと思うので、なんかやっぱり、なんかファンは推しに似るとか推しはファンに似るとか言うので、そういうことだなって凄く心から思いました。

なので、さっきのお手紙にもあったようにまずは配信からしっかり時間通りに始めるとか、1つずつ時間に厳しく自分に厳しく生きていこうと思うので、皆さんもこれからもよろしくお願いします。末長く応援してください。ありがとうございました。

(2021年10月18日 SKE48劇場 研究生「We’re Growing Up」公演)