自慢の娘、紗奈へ
紗奈、お誕生日おめでとう。
思い出せば0歳、お父さんとお母さんの元に生まれてきてくれたのは雨の日でした。
1歳、あまり泣かなく病気もせず手のかからない子でした。
2歳、弟が生まれた時、産婦人科で全力で「おつかいありさん」を歌ってくれました。
3歳、いよいよ保育園。慣らし保育もいらないくらいすんなり慣れてくれました。
4歳、どこに行ってもカートに乗り、すぐに帰ろうとちょっぴり疲れやすい子供でした。
5歳、お父さんから「どんくさい」と言われ、「うどんくさくないよ」と真顔で返しました。
6歳、小学校入学。この年、テレビでAKBさんを初めて見てファン人生が始まりました。
7歳、運動会の練習はいつも倒れて見学ばかりでした。
8歳、パティシエールになりたいと、よくクッキーを焼いていました。
9歳、この頃から「私も皆を笑顔にしたい」と密かに思い始めたそうです。
10歳、2分の1成人式。「コツコツと地道に頑張ります」と決意表明しました。
11歳、音楽の時間、歌のテストで緊張しすぎて過呼吸になりました。
12歳、サンタさんからDSが届きました。
13歳、中学校入学。運動が苦手な紗奈がまさかの卓球部に入部しました。
14歳、いきなりHKTさんからの電話。まさかDSからオーディション応募してたとは(客ざわざわ)
「言ったよー」と言われても、私たちは聞いていない気が。
15歳、オーディションを受けてもなかなか合格には至りませんでした。
そんな紗奈を見る度、こんな思いをさせるなら受けさせない方が良いのでは? しかし受ける前からそんな風に思うのはいけないと葛藤する日々。でも紗奈は「受けないで後悔するのは嫌だ」と頑張りました。
16歳、ついにアイドルになりたい理由「指原莉乃さんとの同じステージに立ちたい。多くの皆さんを笑顔にしたい」が叶いました。しかし、まだまだこれからです。
17歳、こんなに素敵な生誕祭。紗奈は毎年「産んでくれてありがとう」と言ってくれてるけど、こちらこそ生まれてきてくれてありがとう。
ここで紗奈にお願いがあります。挨拶、感謝、初心を忘れないでください。あなたは1人で生きてきたわけではありません。たくさんの方にお世話になり、支えられてここまで大きくなりました。
まだまだたくさん言いたいことはあるけど、長くなるのでお家で言います。
最後となりましたが、ファンの皆様、スタッフの皆様、メンバーの皆様、5期生の皆様、紗奈は苦手なことが多く、たくさんご迷惑をおかけしておりますが、本人なりに一生懸命頑張っています。これからも温かく見守っていただけたら幸いです。
皆様にとりましても素敵な1年になりますよう願っております。
父母より
(2019年7月3日 パピヨン24ガスホール 研究生「脳内パラダイス」公演)