今日は凄くこのスピーチどうしようってずっと考えてて、もう生誕祭の日付が決まる前からずっと「どうしよう、スピーチすることになるのか自分も」と思って不安で。

だから今日はちょっと考えたんですけど思いつかなくて、今ちょっと思っていることを話させてもらおうかなって思います。

私がNGT48に加入したのが16歳の時で、もう4年経って、私は20歳になりました。

20歳という節目の年をこうして生誕祭を開いていただいて盛大に皆さんに祝っていただいて本当に幸せです。本当にありがとうございます。(拍手)

ありがとうございます。ありがとうね、もう、ありがとうね、ほんとにありがとう。ありがとうございます。

はい、私はちょっと自分のこと話しちゃうんですけど、ここに入るきっかけがほんとにNGTが好きでアイドルになりたいと思って。

ただ好きっていうだけで正直目指してしまったもので、このNGTって本当に個性豊かで素敵なメンバー揃いじゃないですか、だから最初の頃はほんとにその「好き」だけで入ってしまって何ができるわけでもない自分に凄く不安だったし、「あなたの強みは何ですか? 個性は何ですか?」っていう質問をされるのが凄く怖かったし、それに応えられない自分も凄く嫌で悩んでいた時期があったんですけど、なんかそんな時に偶然見た言葉があって。

個性っていうのは自分から人に対して「自分はこういう人間だ」って押しつけるんじゃなくて、ありのままのその人のその人らしい姿でいた時に周りの人が汲み取ってくれる、「あなたってこういう人なんだね、こういうところが素敵だね」って汲み取ってくれるものなんじゃないかっていう言葉を聞いて、なんかその言葉が正しいかどうかっていうよりは自分の中に凄くしっくりきて、その言葉に凄く救われて、その通りに自分らしくありのままで活動し始めてみたら、こう「ゆなおじ」っていうものが皆さんの中でいつの間にか浸透して。

なんかそれを「優菜子ちゃんはおじさんなところがいいよね」って言ってくださる方がいたり、それはいいのかどうかはあれかもしれないんですけど私にとっては凄く嬉しく。

でも他にも「優菜子ちゃんはやっぱり王道アイドルだよ」って今も諦めずに言ってくださる方もいて(笑) ありがたくて。

その皆さんの想いがね、叶ったのか『くらくら』に入れていただいたりもして。

そうやって私から正直何ができるのかわからなくて、でもとりあえず、とりあえずじゃないですね、とにかくこう自分らしく活動、自分の信念を通して活動していって、今こうして。そしたら皆さんがこうして私の個性を見出してくださって。本当に皆さんのおかげで私はアイドルとしてこう輪郭を作ってもらっているなって本当に常々思っています。本当にありがとうございます。

はい、私ですね、あと皆さんよくご存知かもしれないんですけど、こう競争世界というか人と競うことだったりがあんまり得意じゃなくて。自分から前に出たいって思う人でも元々なくって。

それなのにアイドルになってしまって、向いてないんじゃないかなって思うことが本当にもう常々思っているんですけど、でもそういう私の性格もう変えなきゃいけないのかなって思っていたんですけど、皆さんが「そのままでいいよ」って言ってくれて、「そういうところが好きだよ」って全部温かく包み込んでくださって。もうほんとに皆ってどれだけできた人間なんだろうって思って、もう凄い素晴らしいに人達に囲まれて本当にアイドルさせてもらえてるなって思って。

私はほんとに何もない人間なんですけど、私の人生で誇れることと言ったら本当に人との出会いに恵まれたことだなって思います。

ここに来てくださったり、今画面の前で応援してくださったり、もう今は姿見ないけど今までもう少しでも私のことを応援してくださってた皆さんも、今まで私に関わってくださったすべての方にもう感謝申し上げたいです。ありがとうございます。

そしてメンバーの皆が本当にもう私の人生の宝物というか、物じゃないけどほんとに私の人生で自慢できるのは皆さんとかメンバーの皆と出会えたことだなって本当に思います。

はい、これからもNGT48としてそうやって色んな方に応援してもらって色んな方に巡り会えたらいいなって思いますし、そうやってね、皆さんと一緒にNGT48として頑張っていきたいなって思っています。

もうしばらくここでお世話になりますので、皆さんどうかこれからもよろしくお願いします。よろしくお願いします。(拍手)

(2021年10月10日 NGT48劇場 「まみむめも」公演&「ドラサンダイスキミンナオシテネ」公演)