危険なことを言います。私は今日は何も考えてこずに来ました。どよどよどよ。

いやー、何て言うんでしょうね。でも何だろう、思ってることを正直に言えたらいいなーとか、私の中で生まれた言葉を素直に伝えるには、考えてきてはそれは生まれない気がしたので、なので今日はまっさらな状態で、不安もそのままに楽しみもそのままに全部素直に出そうと思って。

公演中も「疲れたなー」と思う瞬間何度か来たんですけど、「やばい、体力がなくなってきた」と思って、「ハートのベクトル」で一瞬「あっ、疲れた」と思って、すんってなった瞬間があったんですけど、なんかその瞬間も素直に味わいながら「あっ、これが三十歳かー」と思って、三十歳としてまだここでお祝いしていただける立場にあるんだなっていう幸せを噛み締めた、このステージ始まってからの時間になっています。

皆さん本当に、まずは今日来てくださって、今日のために準備してくださって、おそらくね、1年2年前からずっとこの生誕祭ができていなかったので2年分の思いをたぶん込めていただいたのかなと思いますので、このお花だったりとか色んなところに思いを込めてくださった皆さんと、そして今日来てくださった皆さんと、配信で観てくださってる皆さん、そしてメンバーがね、一緒にステージに立つことを楽しみにしてくれたりとか楽しい時間になるように一緒に過ごしてくれてることへの感謝がいっぱいです。本当にありがとうございます。(拍手)

ありがとうございます。

みなるんの手紙の中にもあったように30歳でこの歳までアイドルやらせてもらえることは幸せな反面、周りに理解されづらい苦労だったりとかつらさもあるのも事実で。

でも、んー、そうですね、だからなんかみなるんの言葉がとってもジーンときたりしたのも、なんでしょうね、なんか幸せだけど、この1年は特にその幸せなんだけど大変だなっていう思いが凄く多かった1年かなと、アイドル活動の中でも、個人のお仕事の中でも幸せだけど大変だなーっていうのが一番で、ずっと怖かったのが、んー、その場に100%を注げないならば私は立ちたくないって思うくらいなんか、怖いんですよね、ステージに立ったりするのが。

準備不足を実感したりとか、準備不足、体力不足だったりとか、まぁ今日何度かミスもありましたけれども、なんか、そうですね、なんか完璧な自分で立てないのが凄く怖いなーって思ってしまうので、ステージ立つ怖さも感じるし、番組に出させてもらう時も誰かを傷つける言葉を自分が言ってしまうんじゃないかっていうのもいつも隣にはあって。

そうですね、で、忙しくなると忙しい、なんか、と、心配なのは、やっぱり睡眠時間が短くなったりするとその分集中力が自分の納得いくものが出せなくなるんじゃないかっていう怖さとか、なんか幸せな悩みがたくさんあって、常に自分との戦いがこの1年は多かったかなーっていう感じですかね。

でもそんな時にこう帰ってくる場所として劇場があってくれること、SKE48が私にとってほんとにSKEでいられて良かったなって今日もずっと何度も思ったし、ステージ立つの怖いなって思う反面で、やっぱりSKEでいられるからこうやって、今日もね、そのステージ始まる寸前に私が「不安だ、不安だ」って言ってたらovertureの時に横にいたまきちゃんが「みんな味方だから大丈夫だよ」って言ってくれて。

そうですね、なんか、味方でいてくれる人がこんなにたくさんいることがなんて幸せなんだろうと思ったし、甘えすぎてんなーって思う時もあるんですけど、でもSKE48でいさせていただく間はこの幸せはたくさん噛み締めていたいし、皆さんの優しさに甘えたりとか、楽しい時にいっぱい笑ったりとか、感情豊かにね、こうやって「自分に正直で素直な君を見ています」っていう優しい言葉をくれるファンの人がいたり、本当に素直すぎたりとか思ってることすぐ言っちゃったりとかするんですけど、そんな私を微笑ましく見てくれる人がいることを噛み締めてたくさん感謝して、私のこと応援してくれてるファンの方には一生幸せでいてくれるためにはどんな私は将来の選択するのがいいだろうっていうのを日々葛藤しながらの日々ですけれども、ほんとにね、はい、そうです、その日、葛藤しながらの日々を送っています。

で、多分、もうこれでもうすぐ終わりますよ、もうすぐ終わります。

えっと、なんか長くアイドルをやっていると、今日例えばこういう特別な日ね、特別な日があって、ちょっと前だとソロライブやらせてもらったりとかすると多分皆「あっ、今日こそ卒業発表があるかもしれない」みたいな感じで皆ソワソワしながらいるんだろうなー、しないよー、へへへー、みたいな気持ちで今日も立っているんですけれど、はい、そう、けどね、卒業できないのが私の弱さでもあると思ってんのは今までも何度も皆さんに伝えてきたので、いつか卒業できる時は、する勇気が持てた時は皆様に、ねぇ、「やりたいことできて良かったね」とか「将来の自分に自信が持てたんだね」っていう風に褒めてもらえるように精一杯頑張りますし、SKE48は私にとっての憧れの存在なので、それは先輩だけに対してだけじゃなくて後輩たちに対しても思っていることで、これからもSKEだったりSKEの皆には私の憧れの存在でいてほしいという願いが一番にあるので、皆が前向きにアイドルを楽しむっていうことをできる限り、なんか背中を押してあげられたり、そのメンタルの持ち方みたいなのをできる限り教えてあげてからやめたいなーとか、卒業するまでの目標だったり伝えたいことがたくさんあるので、その辺おせっかいじゃない程度に大好きなSKEにたくさん伝えていけたらいいなと思っています。って感じかな。

本当に私はファンの皆さんに好きになってもらって、その皆さんをできる限り一生のうちで出会って良かったと思ってもらえるように日々を幸せに一緒に過ごすのが目標であり、夢であり、願っていることなので、これからも不束者(ふつつかもの)ですが、よろしくお願いします。

(2021年12月21日 SKE48劇場 チームE「SKEフェスティバル」公演)