本日は劇場に足を運んでくださった皆様、DMM配信をご覧の皆様、そして集まってくれたメンバーの皆、そしてスタッフの皆さん、本当にありがとうございます。

はい、私は17歳の時にNMB48のオーディションを受けて1人で大阪に来ました。

ずっとアイドルが好きだったので入った時は正直大変なこともいっぱいあって、嫌なこととか悔しいことつらいこといっぱいあって、涙もたくさん流してきました。

私は今日この日までに世間の人が思ってるようなアイドルになれてたかどうかは正直わからないし、選抜メンバーにも一度も選ばれませんでした。

でも私は17歳の頃にステージに立って、アイドルでいれて本当に楽しかったなって気持ちが一番です。

よく大阪出身じゃないから「何でNMBなの?」って言われることが多いんですけど、高校生の時に1人で親元を離れて、なれない場所で1人で暮らして、大変なことはもちろんいっぱいあったけど、一度もNMB48に入ったことを後悔したことはありません。

私は冠ライブもたくさんさせてもらって、1年前にYouTubeも始めさせていただいて。

でもそこでもやっぱり全部自分で撮影をして、自分で編集をして、もうちょっと自分が上のメンバーだったらなって思った時も正直あります。

だけど結局はそういう大変なことを乗り越えて今こうしてここに立っていれるってのは今後の自分の人生に絶対に活きてくることだと思うし、「全部自分でやったんだよ」って自慢になるなって思います。

それにNMB48は自分がしたいことを発信して、それを努力し続ければチャンスの場を与えてくれる素敵な最高なグループです。

だから私はNMB48に入って、NMBのメンバーとして、清水里香としてアイドルができて本当に楽しかったです。

私は性格的にはもしかしたら芸能界というか、こういう競争社会には向いてない性格だったかもしれないけど、でも私には味方がたくさんいます。ファンの皆さんはもちろん、離れてても応援してくれる大切な家族や友達、たくさんたくさん味方がいるって思ってます。

なので明日から、明日からの、明日からは私はNMB48じゃなくなってしまうんですけど、不安は一切ありません。

自分が今まで17歳からもうすぐ今年で23歳になるんですけど、今までしてきたことを胸を張って1人の女性として生きていけると思うし、本当にアイドルになれて本当に本当に良かったです。

そしていつかもう少し時間が経った時に「清水里香がいたんだよ」って、「りかてぃーっていうメンバーがいたんだよ」って皆さんが語ってくれるようなメンバーに、メンバーでありたいなと思うし、卒業してからはアイドルじゃなくなってしまうけど、自分が叶えたいこと、やりたいことに向かって時間の許す限りファンの皆さんの前でずーっとキラキラしてたいと思います。

男女問わず、年齢問わず皆から憧れられる存在になりたいし、りかてぃーと一緒にいて楽しいって思ってもらえるような人になりたいと思います。

そして私、清水里香を応援してたこと、自慢できるようなメンバーになってたかどうかはちょっとわからないけど、皆私のこと忘れないでください。

本当にNMB48に入って、皆さんに出会えて人生楽しかったです。本当にありがとうございました。

(2021年6月15日 NMB48劇場 清水里香 卒業セレモニー)