ゆっちへ

19歳のお誕生日おめでとう。

こうしてSKEのメンバーとして生誕祭を開いてもらえるなんて1年前は考えもしなかったから、たくさんの方にお祝いしていただいて本当によかったね。

1年前に友紀乃が「SKEに入りたい」と言った時は一度反対をしました。反対した理由は大学の進学のこともあったけど、一番の理由は友紀乃は体も弱く、メンタルもとても弱いので決して甘くはないSKEの世界ではやっていけないと思ったからです。

でも友紀乃は「私のやりたいこと勝手に決めないで。絶対にオーディションを受ける」とその時ばかりは譲りませんでしたね。

今までの友紀乃はあまり自分の考えを言わず、人に頼られると自分のことは後回しにして手伝ってしまう性格でした。

こっちゃんのSHOWROOM 15時間配信などを手伝う時も、自分がテスト期間中にもかかわらずSKEの曲を覚えて協力していたり、こっちゃんが先に芸能界に入ったことを本当は羨ましくて悔しがってもいいはずなのに、いつもこっちゃんの応援をしていましたね。

だから友紀乃がSKEに入りたいと言った時はビックリしたけど、今まで我慢させていた分、自由にさせてあげてもいいかなと思い「オーディションを受けてもいいよ」と言いました。

本当にそれからはあっという間の1年でしたね。

オーディションの時のSHOWROOMではとても生き生きとしていて、本当にやりたかったんだなと思いました。

合格した後は、不器用で無我夢中でしか取り組むことができない性格のせいかケガをした足を無理に使ってしまい、なかなか公演に出れず、最初の挫折を味わい、苦戦していましたね。

でも「早くファンの人に見て欲しい」その気持ちだけを糧に毎日必死で頑張っていました。

その中でファンの方々と直接お話ができる握手会がとっても励みになっていて、毎回待ち遠しくしていて、握手会の後はとても楽しそうに帰ってきます。

手紙やメールの返信を読む友紀乃の顔を見ていると嬉しさが溢れ出ていて、「ゆっちのファンは皆本当にいい人ばかりなんだよ。ママにも会わせてあげたい」といつも嬉しそうに話をしてくれます。

すぐに落ち込む性格で、泣き虫なので心配をしていましたが、ファンの方がいればそんな心配もなさそうです。ファンの皆様、友紀乃を支えてくれて本当にありがとうございます。

友紀乃は家族の中ではビックリするぐらい天然で、ドジで、のんびりしていて、危なっかしくて、心配ばかりな子だったのですが、この10ヶ月間で見違えるぐらいキラキラしていて、つらい時もぐっと我慢して自分で解決策を色々と考えて行動することができるようになったと思います。

最初の目標に5公演制覇をどうしても一番に達成したいと頑張っていたのは、こっちゃんがアンダーに一番に出たことを気にしていたのかな? 怪我とかで思うように練習もできなかったけど本当によく頑張ったね。

コント劇の時も咳が止まらず、夜も眠れない状態だったけど、本番はしっかり声も出ていて、頑張っている友紀乃を見ることができてとても感動しました。本当にありがとう。SKEの活動が友紀乃を凄く成長させてくれていますね。

大学の入学式が終わった後、休学することを決めた時はとても不安でしたが、今は友紀乃がSKEに入れることができて本当に良かったと思っています。

そして姉妹で同じグループにいるので気になると思うけど、こっちゃんはいつもは友紀乃に冷たいようで本当は昔から頼りにしていて、友紀乃は家族の中で一番安心できる存在だと思うので、姉妹で助け合いながらお互いの夢を実現してください。

親の私から見ても「どうしてそんなに真逆なの?」と突っ込みたくなるような面白い姉妹なので、たくさんの皆さんに知ってもらえるといいなと思います。

友紀乃の一番の長所は純粋なところだと思います。大人になっていくと色んな感情が邪魔をして、なかなか本当の気持ちを出せないことがあります。でも背伸びせず、そのままの友紀乃でいて欲しいです。

友紀乃は自分の気持ちを素直に伝えることができます。それってとても素敵なことだと思います。これからもその裏表のない純粋な心を忘れずに、ファンの方を誰よりも大切に思って、夢に向かって頑張ってください。

また、SKEで活動するには皆の手助けがないと成り立たないと思います。常に感謝して謙虚な姿勢を忘れないで、皆に愛される子になってくださいね。「SKEにゆっちがいてくれて良かった」と思ってもらえるようなメンバーになってください。

最後になりましたが、友紀乃のためにこんなに素敵な生誕祭を開いてくださいました生誕委員の方、ファンの皆様、メンバー、スタッフの皆様、本当にありがとうございました。これからも友紀乃のことをどうぞよろしくお願い致します。

白井姉妹の母より

(2019年10月10日 SKE48劇場 「青春ガールズ」公演)