あきちゃんへ
あきちゃんを初めて見た日のことは今でも鮮明に覚えています。
真っ赤なワンピースにサラサラのストレートヘア。漫画の主人公みたいな見た目で、オーディション会場のど真ん中の席で力強く電卓を叩いていましたね。
あきちゃんが当時出ていたオーディション番組、視聴者だった私にとって、初めて見た有名人でした。
合格して、レッスンが始まっても、あきちゃんはどこかカリスマ性があって、課題ごとに改善する器用さを持っているなと思っていました。
あれから10年経って、私の中で憧れの有名人だった豊永阿紀ちゃんは少し要領が悪い、ちょっとだけ手がかかる同期になりました(笑)
話をはしょりすぎていると思いますが、それだけの時間を一緒に過ごしていて、苦悩している姿も見てきたし、見られてきたし、いつの間にか同じ志を持っていて、違うやり方で同じ方向に向かって頑張ってきたね。
そのたびに不器用にもがく姿を見て、もっと肩の力を抜けばいいのに、と思っていました。
そこからはキャプテンになったあきちゃんにしかできないことがある。じゃあ何の役職もない私だからできることは何だろう?って考えながら動くようになった気がします。
私は同期の中でもたくさんのことを打ち明けてきた仲だから、考えていること、やりたいことがなんとなくわかるよね。だから、今のあきちゃんの気持ちが痛いほどわかります。
卒業してHKTのことを外から見るのを凄く楽しみにしているし、頼もしすぎる先輩と、たくましすぎる後輩たちと、全く何も心配はないけど、同期のあきちゃんのことだけが心配です。
きっと今は1人になるのが寂しくて、不安で、どうなるか想像つかないのもあるけど、想像したくないというのが本音なのかなと思っています。
それでも時間が過ぎていくし、15周年に向けて踏ん張りどころがたくさんあって。これからもいつでも話は聞くけど、やっぱり当事者にしかわからないことがあると思うから、チームHの皆にあきちゃんのことを頼みたいなと思っています。
もちろん今でも皆がたくさん支えてくれて、力になってくれていることは知っています。だってたくさんあきちゃんから聞いてるから。
新しいチームHになってから色んなことがあって、そのたびに皆の話を聞いていました。
「歌が上手くなっているんだよ」「ミーティングではこんなことを言ってくれたんだよ」って、皆の話をする時のあきちゃんは自信に満ち溢れているし、誰かが悩んでる様子があれば、同じ温度でそのことについて考えています。
これは私の想像だけど、Pioneer歌いながら今のチームHになってからの3年間を振り返る日があるんじゃないかな。PioneerはあきちゃんからチームHのエールでもあり、ラブレターなんじゃないかなって思っています。口にしたらちょっと面白いけど。
だけど、あきちゃんはそれくらい皆のことが大好きで、皆と作るステージが大好きなんです。
いっつもギリギリまで寝てるし、あきちゃんが座る席はいつも散らかってるし、話長くて何言ってるかわからないこと多いと思うけど、絶対に皆の一番の味方でいてくれる人だから、良かったら皆もあきちゃんの一番の味方になってあげてください。
もう気づいてると思うけど、あきちゃんの力になりたいって思ってくれている子が周りにたくさんいる。そばにいてあげたいって思ってくれている子もいる。大丈夫だよ。肩の力を抜いて、何より楽しんでね。
HKT48の真ん中で笑っているあきちゃんが大好きだよ。
地頭江音々より
(2026年3月3日、17LIVE HKT48劇場、チームH「目撃者」公演)